2012年12月23日日曜日

山城大掾藤原国包 鍛刀の地の石碑


 西公園の、立町小学校に面した付近に静かにたっていました。石碑には、山城大掾藤原国包 鍛刀の地とありました。日本美術刀保存会宮城県支部が、昭和55年に建立したものです。
 山城大掾藤原国包は、政宗の刀を作った名工刀鍛治です。クニカンが正しい読み方だそうです。刀を作る金槌の音が余りにもリズミカルで見事なので、瑞巌寺の和尚が訪れて、それを称えたとの記述があります。

 仙台市中央市民センターの「若林歴史かるたづくり」のWebぺーじより、国包の略歴を記入しておきます。

1592(文禄元)年 宮城郡小泉村若林に生 家業は野鍛治 刀工稽古人として召出
1614    22才で京都 越中守正俊の弟子
1619    帰郷、この間 大阪冬・夏の陣で臨時刀鍛治
『奥州若林住藤原国包』
『奥州仙台藤原国包』などの銘
1627    36才 「山城大掾」の官名☆
『山城大掾藤原国包』と銘
南小泉鍛治屋敷に国包屋敷……これが旧町名の由来
1638    46才 雲居禅師より法名
1664    73才で没
若林区新寺小路善導寺に埋葬、13代まで埋葬


国包は無学、無筆の人で雲居禅師に書いてもらった文字を上からたがねで切ったので、鑑定は雲居の筆跡と言われている。

☆「やましろだいてん」と読む。山城国の3等官の官職名です。



2012年12月15日土曜日

市役所前広場のスケートリンク

朝のスケートリンク
設置最中のスケートリンク

夜のスケートリンク

仙台市の五色沼(青葉城のお堀)は日本でのフィギアスケート発祥の地といわれていますが、光のページェント開催中市役所前広場にはスケートリンクが設置されています。写真は、設置前と現在のスケートリンクです。けっこう遅い時間迄やっていてにぎわっています。リンクは、防水シートを設置し、冷却管を敷設し、その後散水して作られます。設置前の写真は遠目でちょっと見づらいですが、冷却管が設置されています。スケートリンクの設置についてのWebページ(日本スポーツ振興センター)をみつけましたので、リンクを貼っておきます。
http://naash.go.jp/kokuritu/kankou/tabid/222/Default.aspx



2012年12月9日日曜日

2012年仙台光のページェント始まる。

定禅寺ハーブギャラリー前より定禅寺通りを望む
定禅寺ハーブギャラリー前より西公園通りを望む

 杜の都仙台の冬の風物詩、「SENDAI光のページェント」が今年も12/7日(金)より開幕しました。。直前に地震がありびっくりしましたが、27回目を迎える今年のテーマは、「Be smile! ~上を向いて歩こう~」だそうで、12月7日(金)~12月31日(月)の間毎日、17:30~22:00に点灯されます。当店(定禅寺ハーブギャラリー)の前もにぎやかになります。


2012年12月1日土曜日

試験点灯、定禅寺通り光のページェントの準備進む。


いよいよ今年も後1ヶ月あまりを残すのみとなりました。今ではすっかり仙台の師走の風物詩になった、定禅寺通りの光のページェントももうまもなくです。電球の取り付けの準備もすっかり終わり、点灯試験が行われていました。めったに見ることができない、真昼の光のページェントです。


2012年11月25日日曜日

晩秋の定禅寺通り界隈


宮城県県庁前のイチョウ並木
西公園通りのトウカエデ
定禅寺通りのケヤキ並木
 11月もう終わり、今年もあと1ヶ月あまりです。定禅寺通り付近の紅葉ももうまもなく終わりです。YouTubeに動画も公開しています。是非ご覧になってください。
http://www.youtube.com/watch?v=uSXpMDREWIY

1.紅葉とは
紅葉【こうよう】とは、主に落葉広葉樹が落葉の前に葉の色の変わる現象のことです。葉がなんのために色づくかについては、その理由には諸説あり未だ明らかになっていないようです。
2.紅葉のメカニズム
 普段、葉が緑色に見えるのはクロロフィル(葉緑素)が含まれているからです。寒くなり日照時間が短くなるとクロロフェイルが分解されます。又、葉の付け根に水分を通しにく層ができ、葉で作られた糖類やアミノ酸が蓄積され、新たな色素が作られ、その過程で葉の色が赤や黄色に変化していきます。一口に紅葉といっても、複雑なメカニズムがあり、赤色と黄色ではそのメカニズムが違います。
・ 葉の赤い色;アントシアニン
 ブルーべりーなどに含まれている、目にいい成分として有名です。ハイビスカステイーのあざやかな青色はこの成分のためです。アントシアニンは春から夏にかけては葉の中に存在しませんが、秋に葉に蓄積したブドウ糖や蔗糖と紫外線の影響で生成されると考えられています。
・ 葉の黄色い色:カロチノイド
 プロビタミンAとしても有名なカロチノイドは野菜類などの黄色から赤色の色素です。
 トマトに含まれるリコピンなどが有名です。この色素はもともと若葉のころより葉に含まれていますが、春から夏にかけては葉緑素のために見ることはできません。秋になり葉緑素が分解され、目につくことになります。
・ 葉の褐色の色;タンニン、フロバフェン
 黄色の色と同様な原理で秋になり褐色系の色素が目立つようになり発色すると考えられています。
3 定禅寺通り付近の紅葉
 当店から眺める、西公園通りのトウカエデの黄葉は見事です。定禅寺通りのケヤキも褐色に変わります。晩翠通りや県庁前もイチョウの黄色で覆い尽くされます。西公園にもイチョウやカエデなどがあり、赤や黄色に彩られます


2012年11月17日土曜日

準備進む光のページェントとヒマラヤスギ


 今年も余す所あと1ヶ月あまりとなりました。勾当台公園ではそろそろ年末の恒例行事、光のページェントの準備が始まっています。シンボルツリーのヒマラヤスギに電球を取り付ける作業が行われていました。高所作業車3台を使用しての大掛かりな作業です。あと少しで今年も、約30mもの高さの国内最大級の光のツリーが見られます。
 ちなみに、ヒマラヤスギ(学名:Cedrus deodara)は、マツ科ヒマラヤスギ属の常緑針葉樹で、ヒマラヤ山脈西部の標高1500mから3200mの地域が原産地です。高さは40m-50mにもなり、時には60mにまで成長し、幹の直径は3mに達することがります。ヒマラヤスギは園芸植物として広く利用され、公園や大きな庭園に植樹されています。勾当台公園の他、西公園でも見る事ができます。



2012年11月11日日曜日

ヒイラギモクセイ?


 西公園で撮影しました。まわりにいい香りが漂っていました。
花の香りと、その葉の形状よりヒイラギモクセイだと思われます。ヒイラギモクセイ(学名:Osmanthus × fortunei)とはモクセイ科モクセイ属の常緑小高木です。ヒイラギ(学名:Osmanthus heterophyllus)とギンモクセイ(学名:Osmanthus fragrans)の雑種と考えられています。生垣などによく利用されています。
 ヒイラギ(学名:Osmanthus heterophyllus)は、モクセイ科モクセイ属の常緑小高木で、葉が鋭い鋸状で、古くから魔除けとして植えられてきした。
 ギンモクセイ(学名: Osmanthus fragrans)は、単にモクセイともいい、ヒイラギと同様にモクセイ科モクセイ属の常緑小高木です。キンモクセイはその近縁種です。
 キンモクセイの花は一般的に桂花と呼ばれ、お茶や香味料などで使用されています。牧野和漢薬草大図鑑には、キンモクセイの花は胃炎、低血圧症、不眠症などに用いられるとありました。

2012年11月6日火曜日

オオセンナリ?


市民会館前の空地で撮影しました。オオセンナリと思われます。
Webulio辞書によれば、オオセンナリ(学名:Nicandra physaloides) はナス科オオセンナリ(ニカンドラ)属の一年草です。南アメリカのチリやペルーが原産地で、日本には江戸時代末期に渡来したといわれています。ハエの嫌がる臭いがありトイレのそばに植えられるそうです、と記載されています。英名はApple of Peru。園芸種は、ニカンドラ、またはクロホオズキの名で販売されています。ネット上には有毒植物であるとの記載がありますが、参考文献を確認できませんでした。

 類似植物のセンナリホオズキはナス科 ホオズキ属の植物で、牧野和漢薬草大図鑑には、民間薬として、解熱、解毒、利尿薬として用いられるとの記載されています。



2012年11月3日土曜日

11月3日、勾当台公園市民広場の青葉区民まつり

11月3日の朝の勾当台公園市民広場の写真です。青葉区民まつりの準備の最中でした。本日は文化の日であちこちで様々なイベントが開催されます。当店(定禅寺ハーブギャラリー)でも、11月日はアロマの日といことで、セールやプレゼント贈呈を行っています。

ステージのリハーサルが行われていました。


出展者も準備に大忙しです。本日は1日晴の予報なので何よりです。

2012年10月30日火曜日

宮城県庁前の花時計の模様替え


 宮城県庁前の花時計。
 花時計(はなどけい)とは、花壇と時計が一体となった時計のことです。モニュメントとして設置されることが多く、日本では1957年に神戸市役所の新庁舎落成を記念して庁舎の北側に設置されたものが最古の花時計で、日本各地に80以上設置されているとのことです。
 宮城県のWebページによれば、県庁正面の花時計は、明治100年事業のひとつとして昭和43年(1968年)10月に作られたもので、現在のものは2代目とのことです。四季毎に植え替えるそうで、現在は冬用のハボタンが植えられていました。


ハボタン:
 ハボタン(葉牡丹 Brassica oleracea var. acephala f. tricolor)は、アブラナ科アブラナ属の多年草です。園芸植物として鮮やかな葉を鑑賞します。結球しない古い品種のキャベツ、またはケールが主に観賞用として栽培されるうち、品種改良されたと考えられています。
 種名のヤセイカンラン(Brassica oleracea)は 、西ヨーロッパ原産の2年草で、古代よりイベリア人が、主に薬草として利用していたとみられ、後にケルト人に伝わり、キャベツをはじめとする様々な野菜の原種となったといわれています。ケール、カリフラワー、キャベツ、メキャベツ、コールラビ、ブロッコリー、カイランなどの野菜はすべてこの植物の変種です。




2012年10月27日土曜日

白いイヌサフラン?



イヌサフラン?
また、三越前のグリーンベルトで撮影しました。昨年、ご紹介した園芸品種のコルチカム‘ウオーターリリー’?と一緒に咲いていました。

イヌサフラン 学名:colchicum  autumnal
イヌサフランはユリ科のイヌサフラン属の植物です。ヨーロッパ中南部〜北アフリカ原産。種名の通り、秋に花が咲きます。属名のColchicuは、黒海近くのグルジア地方のコルキスにちなんでつけられました。
撮影した花は白い花なので、白い花の品種のColchicum autumnal  var album かもしれません。 
 イヌサフランの鱗茎(球根)や種子にはコルヒチンとい物質が含まれていて、誤って摂取すると皮膚の知覚が麻痺したり重症になると呼吸困難で死亡する場合もあることが知られています。英国王立園芸協会のハーブ大百科には、ヨーロッパではかつて痛風の標準的治療法として使用されていたと記載されていました。

2012年10月23日火曜日

勾当台通、表小路の石碑


 地下鉄勾当台通り公園駅の仙台市役所前の出口脇に立っています。
 勾当台通(こうとうだいどおり)は、旧国道4号線で、仙台市青葉区の勾当台公園前から通町2丁目交差点までを南北に走る道路の愛称です。仙台地名考(菊池勝之助著:宝文堂)によれば、勾当台通りの名の由来は、慶長年間、伊達藩藩祖の伊達政宗の時代に花村勾当とう盲者の屋敷があり、高台なのでこの地を勾当台と呼び、その西側を南北に通っている路を勾当台通りと称した、と記載されています。
表小路は仙台市役所前の通りの通称です。同書によれば、かつてこの地には、仙台藩の藩校である養賢堂があり、その表通りという意味でそう称されたとあります。
 

2012年10月20日土曜日

セイタカアワダチソウ


勾当台公園の噴水脇の庭園で撮影しました。セイタカアワダチソウだと思います。
セイタカアワダチソウ(学名:Solidago canadensis var. scabra または Solidago altissima)は、キク科アキノキリンソウ属の多年草です。北アメリカ原産で、日本では切り花用の観賞植物として導入された帰化植物で、今では北海道から沖縄まで自生しています。
日本では代萩とも呼ばれ、切り花用の観賞植物としてハギ(萩)の代用として用いられ、同様に茎を乾燥したものは萩の代用としてすだれなどの材料に利用されています。
この旺盛な繁殖力は、根から周囲の植物の成長を抑制する化学物質を出すことによるといわれています。
 英国王立園芸協会のハーブ大百科によれば、アキノキリンソウ(Solidago)属の植物は、抗真菌性のサポニン類、抗瀬炎症性のフェノールグルコシドなどを含み、アメリカ先住民の薬草として記録されています。ヨーロッパ産のゴールデンロッド(Solidago vvirgaurea)は
ドイツ薬局方に記載され、ドイツEコミッション(ドイツ薬草委員会)が承認した薬用ハーブです。

2012年10月16日火曜日

季節はずれのラベンダーとモンシロチョウ


 店の前のコンテナで撮影しました。ラベンダー(学名:Lavandula angustifolia)は一般的には6-7月頃に開花するとして知られていますが、秋にも少し花をつけます。コンテナのラベンダーはヒッドコートという園芸品種です。とまっている蝶はモンシロチョウ(学名:Pieris rapae)と思われます。日本では一般的な蝶ですが、都会では最近はあまり見られなくなりました。西からの強い風で飛ばされてきたのだと思います。


2012年10月13日土曜日

定禅寺通り中央緑地のヒガンバナ?


 旧141(現三越)前の定禅寺通り中央緑地で撮影しました。この場所は、誰もかえりみる人もいないのに季節によりいろいろな花々を見る事ができます。多分、管理しているとは思えないので、以前植栽したものが野生化したものと考えられます。向いにグリーンハウス勾当台があるので何か関係しているのかもしれません。定禅寺通りと二番町通りの交差点付近で、植物にとってお世辞にもよい環境とはいえないのに、植物の生命力の強さを感じます。

ヒガンバナ:
ヒガンバナ(彼岸花、学名 : Lycoris radiata Herb)は、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草です。リコリス、曼珠沙華(マンジュシャゲ、またはマンジュシャカ )とも呼ばれています。中国原産で、日本でも北海道から琉球列島まで見られますが、自生ではなく、中国から帰化したものと考えられています。全草有毒で、特に鱗茎にアルカロイド(リコリン、ガランタミン、セキサニン、ホモリコリンなど)を多く含む有毒植物です。誤食した場合は吐き気や下痢、ひどい場合には中枢神経の麻痺を起こして死にいたることもあります。
 最新薬用植物学(廣川書店)には、”生薬名を石蒜(せきさん)といい、吐剤、去痰薬とする。民間薬として腫れに消炎の目的で使用する。”と記載されています。


2012年10月9日火曜日

集うーレジャーセンターの思い出

錦町公園の奥、交番から少し入った所に設置されています。脇の碑文に、「集うーレジャーセンターの思い出」と記載されています。彫刻家柳原義達の作品で、この場所にあった旧レジャーセンターの正面の壁に取り付けられていたレリーフとのことです。
 柳原 義達(やなぎはら よしたつ)は、神戸市の生まれで、近現代日本を代表する彫刻家の一人です。三重県立美術館に柳原義達記念館があります。鳩の象が有名です。

2012年10月5日金曜日

ミヤギノハギ?


勾当台公園で撮影しました。葉の形より、たぶんミヤギノハギと思われます。
ミヤギノハギ(宮城野萩 Lespedeza thunbergii)とはマメ科ハギ属の植物です。宮城県の県花でもあります。
高さ、1-2mの落葉低木で、紫紅色の花を8-10月頃に咲かせます。園芸用としてもよく栽培されています。和名は、宮城県に多く自生することから、歌枕の宮城野の萩にちなんで命名されたといわれています。
 牧野和漢薬草大図鑑によれば、葉と茎は生薬名:美麗胡枝子(ビレイコシシ)、花は美麗胡枝子花、根は美麗胡枝子根と呼ばれ薬用に使用されます。

2012年10月3日水曜日

解体進むプラザホテル(2)


 10/1日に撮影した旧プラザホテルです。だいぶ解体が進んで上の部分はなくなっていました。2012年中には解体され、その後、NHK仙台放送会館が建設されるようです。NHK仙台放送局のWebページによれば、2014年から建物の建設を開始し、完成は2018年を予定しているとのことです。

2012年9月29日土曜日

ツバキの実?


勾当台公園脇の街路樹を撮影しました。
ツバキ(椿)は、ツバキ科ツバキ属の植物で、学名はCamellia japonicaであり、日本原産の常緑樹です。野生種の標準和名はヤブツバキですが、国内外でヤブツバキや近縁のユキツバキから作り出された数々の園芸品種があります。
 椿の種子は、実の殻に含まれるサポニン(せっけんに似た成分)で髪を洗い、実を圧搾してでるつばき油(カメリアオイル)で髪や素肌の手入れをしてきた、伝統のある自然美容素材です。その他椿油は、高級食用油として、また古くは灯りなどの燃料油としてもよく使われていました。椿油は軟膏基剤としても用いられています。

2012年9月28日金曜日

仙山交流味祭


仙山交流味祭in仙台復興市
 市役所前の市民広場で開催されていました。
このイベントは、春と夏に勾当台公園で行われる、仙山圏(仙台地域と山形県村山地域)で生産された地域特産物を一堂に集め、生産者が直接販売する産直市だそうです。震災があった昨年の開催から、「復興」という目的も新たに加え、名称に「復興市」が追加されたとのことです。秋といえば食欲の秋です。山形はいろいろな果物で有名です。最近一気に秋の深まりを感じますが、秋の仙台、山形の魅力を味ってみてはいかがですか。


2012年9月26日水曜日

西公園のSL


 定禅寺通りの突き当たり、市民会館の南側に静かにたたずんでいます。12月の光のページェントでは電飾できれいに飾られます。
 掲示板によれば、このSLは昭和17年C-59型式として日立製作所で作られたもので、当時山陽本線に配属され、特急、急行を牽引した由緒ある機関車です。その後、昭和28年にC-60型として改造され、東北本線、常磐線で15年もの間活躍し東北地方にもなじみが深いものです。昭和43年10月に東北本線の全線電化に伴い引退しました。その後、永久に保存されることとなり当時の国鉄から仙台市へ寄贈されたもののうようです。
 フリー百科事典ウイキペデイアによれば、国鉄C59形蒸気機関車(こくてつC59がたじょうききかんしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道省が設計した、幹線旅客列車用テンダー式蒸気機関車です。愛称はシゴクまたはシゴキュウ。当時の花形機関車であったと書かれていました。

2012年9月23日日曜日

ススキ?


勾当台公園の噴水脇で撮影しました。
ススキ(芒、薄)(学名:Miscanthus sinensis)は、イネ科ススキ属の植物で、萱(かや)、尾花ともいいます。野原に生息し、ごく普通に見られる多年生草本です。十五夜の月見には、ハギ(萩)とともにススキを飾ることが多くよく知られています。薬用用途を含むその他の用途については見つけることができませんでした。

2012年9月21日金曜日

イヌタデ?


 勾当台公園の噴水脇で撮影しました。
イヌタデ(犬蓼、Polygonum longisetum あるいは Persicaria longiseta)は、タデ科、タデ属の一年草です。道ばたに普通に見られる雑草で、赤い小さな果実を赤飯に見立て、アカマンマとも呼ばれています。タデ属の植物には、イブキトラノオ、イタドリ、ヤナギタデ(ホンタデ)、ツルドクダミ、アイなど有用な植物がいくつもあります。イヌタデの名前はヤナギタデ(ホンタデ)に対し、葉に辛味がなくて役に立たないために「イヌタデ」と名付けられといわれています。
 牧野和漢薬草大図鑑には、全草を馬蓼といい、回虫駆除、下痢による腹痛、皮膚病などに用いると記載されています。

2012年9月19日水曜日

ツユクサ?


 勾当台公園の噴水そばで撮影しました。普段は雑草して見慣れているツユクサも花の少ないこの時期にあらためてみるとなかなか味のある植物です。
 ツユクサ(Commelina communis)はツユクサ科ツユクサ属の一年生植物です。日本全土、アジア全域、アメリカ東北部など世界中に広く分布しています。畑の隅や道端で見かけることの多い雑草で、6~9月にかけて1.5~2cmほどの青い花をつけます。
 花の青い色素はアントシアニン系の化合物で、着いても容易に退色するという性質を持っています。ツユクサは古名前をツキクサともいいますが、これは「着草」の意味で、染料に使ったことからこの名がついたといわれています。
 牧野和漢薬草大図鑑には、全草を鴨跖草といい、薬理効果についての詳細は不明であるが、民間的に、解熱、消炎、止瀉などの作用があるとされる。と記載されています。また、5〜8月までの柔らかい葉は、ひたしものやサラダにして食用になるとあります。
 鴨跖草はネット通販で手に入るようです。

2012年9月15日土曜日

西公園のこけし塔


西公園のこけし塔
西公園の北側、ちょうど定禅寺通りが突き当たる付近に静かにたっています。
なぜ、西公園にこけしかと思いますが、立て看板には、”昭和36年、宮城県の観光広報のため、仙台商工会議所が中心になって設置された鋳物のこけしである、こけしの高さ7.4m、重さ8t で、鳴子こけしを基に、山形県山形市で鋳造され、漆塗装されている。台座は秋保石で高さ2.4mである。こけしは関山峠を超えてはこばれ、三日がかりで建立されたと伝えられている。”と書いてあります。

こけし
こけしとは、江戸時代末期(化政文化期)頃から、東北地方の温泉地において湯治客に土産物として売られるようになった轆轤(ろくろ)引きの木製の人形玩具です。
 伝統こけしは産地によって特徴に違いがあり、産地によって主な十系統に分類することが出来ます。宮城県には、そのうち、鳴子、作並、遠刈田、弥治朗の4系統があります。こけしが、いつ、どこで発祥したかの謎は、長く解けないままでいる。

2012年9月13日木曜日

広瀬川雨水第2幹線


広瀬川雨水第2幹線吐出管理棟
 市民会館の側の西公園の中にひっそりと立っていました。雨水幹線とは、市街地に降った雨水を集めて排するための設備です。よ
く大雨の時に側溝から雨水があふれて水浸しになっていることがありますが、降った雨は、道路の側溝から公共雨水ますに集められ、雨水管を通って速やかに排水されます。雨水管は、地上に小河川のような水路として設けられる場合と、地下に設けられる場合があります。広瀬川雨水第2幹線は、仙台市中心部の雨水を集めて広瀬川に排水するための施設です。雨水は地下に埋設された雨水幹線に集められて、最終的に定禅寺通りの突き当たりのこの場所で広瀬川に放流されています。その吐出口の管理をこの施設で行っているというわけです。

 かつては、都市部の下水道は、家庭などよりの汚水と雨水を一緒に処理する方式が普通でしたが、いまでは、汚水と雨水を別の水路で集め、雨水はそのまま、汚水は浄化処理して放流する分流式が主流となっています。現在新設される下水道ではほぼ全てがこの方式によります。



2012年9月8日土曜日

ジャズフェスの朝の定禅寺通り

準備が進む市役所前広場
静かな朝の定禅寺通り

 9/8日の朝の定禅寺通りです。今日、明日のジャズフェスの準備が着々と進んでいました。


1.定禅寺ストリートジャズフェステイバルの歴史
 1991年、「本来音楽は野外でやるもの」という概念から、商店街や定禅寺通りの人に呼びかけ、実行委員会が立ち上げられ、定禅寺通りと一番町の屋外9カ所をステージとする現在の「定禅寺ストリートジャズフェステイバル」がスタートしました、1991年、参加バンド25グループからスタートし,昨年の第20回目では参加グループが776となり、日本最大級の参加グループ数を迎えるまでとなっています。
2.定禅寺ストリートジャズフェステイバルの特徴
・ステージは街です。
ケヤキ並木の定禅寺通りをはじめとした街が、このフェステイバルのステージです。ビルの入口、商店街、公園、広場などがその日だけのステージになります。
・ あらゆるジャンルの音楽で溢れます。
「ストリートジャズ」とは、19世紀末、アメリカ南部の街角で新しい音楽として生まれたジャズの自由な精神と表現を受け継ぎ、ここ仙台・定禅寺から新しい音楽とその文化を発信していけるような、そんな思いを込めた造語です。あらゆるジャンルの音楽が融合し、街に優しく調和することを願っています。
・ 市民みんなで作っています。
音楽を演奏するのが大好きな市民と、音楽を聞くのが大好きな市民にささえられ、市民ボランイテアが運営しています。

* ジャズとは
 ジャズは、19世紀末から20世紀初頭にかけてアメリカ南部の都市を中心に発展した音楽形式です。ニューオリンズが発祥の地とされています。アフリカ系アメリカ人の音楽形式と西洋音楽の技術と理路が融合して生まれた、まさにアメリカを象徴する音楽といってもいいでしょう。根底には西アフリカ、西サヘル(サハラ砂漠南縁に延びる帯状の地域)、ニューイングランドの宗教的な賛美歌やヨーロッパの軍隊音楽があります。特にアフリカからアメリカ南部につれてこられた移民(多くは奴隷として扱われた)とその子孫の民族音楽としてもたらされたとされており、都市部に移住した黒人ミュージシャンによってジャズとして進化をとげたといわれています。

3.あなたは何曲知っていますか?(スタンダードジャズMIDI人気ランキングより
  ① Moonlight Serenade   グレン・ミラー楽団のバンドテーマで有名。日本のCMにも。
 ② Take Five  ウエストコーストジャズを代表する名曲
 ③ Take the”A”Train デユーク・エリントン楽団のテーマ曲として広く知られる。
 ④ Tenderly  多くのアーテイストによって演奏されたスタンダード。最も有名なのは
        ローズマリー・クルーニー
 ⑤ In the Mood グレン・ミラー楽団の代表作。

2012年9月7日金曜日

サンゴジュ


 勾当台公園の志賀潔の胸像の脇で撮影しました。赤い実が目立っていました。
サンゴジュ(珊瑚樹、学名:Viburnum odoratissimum var. awabuki または Viburnum awabuki)はスイカズラ科ガマズミ属の常緑高木です。日本では千葉県以西、東南アジアまで自生しています。
 初夏に円錐花序を出して小型の花を多数開花し、果実が秋に赤く熟します。それをサンゴに例えて名付けられたと言われています。厚く水分の多い葉や枝が火災の延焼防止に役立つともいわれ、防火樹として庭木や生垣によく用いられています。
 同属のガマズミの実は薬用種として用いられ、牧野和漢薬草大図鑑にも記載がありますが、サンゴジュの実はもっぱら観賞用

2012年9月5日水曜日

アベリア?


 西公園で撮影しました。
アベリア(Abelia)は、スイカズラ科ツクバネウツギ(Abelia)属に属する植物の総称です。通常はツクバネウツギ属の常緑低木の交配種、アベリア(Abelia × grandiflora)のことをいいます。この植物はハナツクバネウツギとも呼ばれ、中国原産の Abelia chinensis(タイワンツクバネウツギの母種)と Abelia uniflora の交雑といわれているます。
 低木で、春~秋のかなり長期に渡って花を付けます。日本では、真夏の酷暑の時期に花をつける在来植物が少ないため、夏の公園ではよく目立ちます。性質が丈夫で大気汚染や乾燥に強く、強い刈り込みにも耐えることができるので道路沿いに植えられたり公園の植え込みとしてもよく利用されます。たしか、メデイアテークのまわりにも植えられていました。日本には大正時代頃に導入されましたが、一般に使われるようになったのは1960年以降のことです。いろいろな品種が販売されているようです。
 用途はもっぱら観賞用のようで、薬用等その他の利用法については見つけることができませんでした。





2012年8月31日金曜日

広瀬川


定禅寺通りの突き当たりから望む広瀬川

 定禅寺通りをまっすぐ西に進むと、西公園通りのT字交差点に突き当たります。向かい側には西公園と市民会館があり、その向こうはすぐに広瀬川です。広瀬川(ひろせがわ)は、宮城県仙台市を流れる名取川水系名取川支流の一級河川です。仙台市のシンボルとして親しまれている川であり、ヒット曲となった『青葉城恋唄』(歌/さとう宗幸)にも唄われています。
 宮城県仙台市青葉区作並の山形県境に位置する関山峠付近に源を発し、仙台市街地へと達し、蛇行しつつ都心部の南西端を形作って流れ、太白区四郎丸地区で名取川に合流します。
 写真は仙台市民会館の裏側から撮影した写真です。広瀬川にはいくつかの橋がかかっていますが、撮影地点は澱橋 (仙台市道澱橋通線)と仲の瀬橋 ( 仙台西道路、国道48号、仙台市道仲の瀬橋線)の中間です。広瀬川は仙台市街地の西南端を蛇行して流れており、いくつもの瀬や淵があります。それぞれに言い伝えがあるようですが、仙台市民会館の崖下にある淵(撮影した場所)を六兵衛淵といいます。ある侍が六兵衛という家来を手討ちにし、そのために自身もこの渕で水死したという伝説があるとのことです。
 広瀬川のホームページを見つけましたので紹介しておきます。
http://www.hirosegawa-net.com/



2012年8月29日水曜日

サルスベリ


 サルスベリ(百日紅=ヒャクジツコウ、Lagerstroemia indica)は、ミソハギ科の落葉中高ボ木です。中国南部原産の落葉小高木であり、日本には江戸時代に渡来しました。花が美しく、耐病性もあり、必要以上に大きくならないため、しばしば好んで庭や公園などに植えられるます。勾当台公園にも何本か植えられています。花は紅の濃淡色または白色で、8月頃に咲きます。勾当台公園のサルスベリも今が満開です。

 和名は、幹の肥大成長に伴って古い樹皮のコルク層が剥がれ落ち、新しいすべすべした感触の樹皮が表面に現れて更新していくことによります。。つまり、猿が登ろうとしても、滑ってしまうということで、猿滑と表記することもあります。
 サルスベリは、もっぱら観賞用として植えられているようですが、同属のバナバ(和名:オオバナサルスベリ、学名:Lagerstroemia speciosa)は、東南アジア、特にフィリピンで、古くからその葉を煮出し健康茶として飲まれてきました。また近年その抽出エキスが錠剤として販売され、広く生活習慣病予防に利用されています。



2012年8月24日金曜日

スイバ?



スイバ(蓚・酸い葉、学名:Rumex acetosa)はタデ科、Rumex属(ギシギシ属)の多年草です。ギシギシとも呼ばれています。北半球の温帯に広く分布し、田畑や道端によく見られます。葉は長く、付け根は矢尻型になります。雌雄異株で、花は春から初夏にかけて咲きます。葉を噛むと酸味があり、スイバ(酸い葉)などの語源となっています。
 Rumex属(ギシギシ属)は約200種が温帯北部に広く分布しています。食用や薬用として利用されている種もあります。スイバ(Rumex acetosa)は日本でも野生の新芽を山菜として食用にしますが、ヨーロッパでは近縁種のフレンチソレル(R.scutatus)と共に、生の若葉をサラダ、スープなどにします。その他数種が薬用でも使用されています。
 ただしシュウ酸を多く含むので、大量に食べると中毒の恐れがあるので注意が必要ですy。