2014年11月30日日曜日

西公園の新しい銅像「牧神の午後」

今年の8月に西公園に新しく設置された銅像「牧神の午後」です。



 仙台市生まれで日本クラシックバレエ界の先駆者、東勇作(1910~71年)の銅像です。もともとこの銅像は、RKB毎日放送(福岡市)敷地内に1958年から置かれていたことを公益社団法人日本バレエ協会の薄井会長らが聞き付け、同社から譲り受けたものだとのことです。薄井会長は「私たちの師匠だった東は長い間存在を忘れられていたが、故郷の仙台に銅像を移すことで功績を後世に伝えたい」と、仙台市に寄贈することを決め、このたび里帰りとなったとのことです。西公園通りをはさんだ向い側の立町小学校、広瀬川の対岸にある仙台2校(旧仙台2中)は東勇作の母校です。
 銅像は故郷に帰り、落ち葉の中ひっそりたたずんでいました。

2014年11月18日火曜日

西公園のサザンカとスズメバチ

 西公園で撮影しました。たぶん越冬中のオオスズメバチの女王だと思います。夢中になってサザンカの花に頭をつっこんでいました。最近は西公園にもスズメバチ注意の看板がでています。恐れられているスズメバチも、寒空の下でどこかはかなげでした。

サザンカ(学名:Camellia sasanqua)は、ツバキ科の常緑広葉樹です。秋の終わりから、冬にかけての寒い時期に、花を咲かせます。
 日本では山口県、四国南部から九州中南部、南西諸島(屋久島から西表島)等に、日本国外では台湾、中国、インドネシアなどに分布しています。
 サザンカには多くの栽培品種(園芸品種)があります。野生の個体の花の色は部分的に淡い桃色を交えた白であるのに対し、植栽される園芸品種の花の色は赤や、白や、ピンクなど様々です。
 ツバキと非常に似ていますが、両者の区別点は、蕾がツバキでは葉の下につきますが、サザンカは上に付き、花が咲いてもよく見えます。またツバキは花がおわるとポトリと全体がポトリと落ちますが、サザンカは花びらがバラバラに散ります。
 ツバキ同様に種子より油をとったり、細工物の材としても使用されているようです。
                               記 阿部俊暢

参考資料
*野外植物民俗事苑


2014年11月12日水曜日

西公園通りの紅葉

 当店(定禅寺ハーブギャラリー)がある定禅寺通りと西公園通りのT字交差点で撮影しました。西公園通りのトウカエデの紅葉です。日光を浴びての微妙なグラデイエーションがあざやかです。

 トウカエデ(唐楓:学名:Acer buergerianum)は、カエデ科の落葉高木です。中国大陸原産です。このトウカエデは葉が3 裂するため、サンカクカエデ(三角楓)という別名があります。街路樹としてよく植えられています。トウカエデは都会の街路樹などでは、黄葉がほとんどですが、山地などの寒暖の差が激しいところでは紅葉するようです。この、西公園通りでは例年はみごとな黄葉ですが、今年は紅葉と紅葉が半々です。

2014年11月3日月曜日

定禅寺通りの紅葉

11月に入り一気に季節が進んでいるようです。定禅寺通りのケヤキ並木も一気に紅葉です。

ケヤキ(欅)
ニレ科の落葉高木。ツキ(槻)ともいう。
学名:Zelkova serrata
英名:Japannese  zelkova  (ジャパニーズ ゼルコバ)
  *定禅寺通りにゼルコバというパン屋さんがあります。
分布:東アジアの一部、日本(本州、四国、九州)

利用
木材
堅くて摩耗に強いので家具・建具等に使われる。
日本家屋の建築用材としても古くから多用され、神社仏閣などでも使用された。
現在は高価なためなかなか一般の住宅では使えなくなっているようである。