2014年5月31日土曜日

勾当台公園のタブノキ

勾当台公園で撮影しました。地味ですがタブノキの花が満開です。

 タブノキ(椨 Machilus thunbergii)とはクスノキ科タブノキ属の常緑高木です。本州、四国、九州、朝鮮半島南部、中国の山東、江蘇、浙江などに分布しています。日本では、照葉樹林の代表的樹種のひとつで、各地の神社の「鎮守の森」によく大木として育っています。街路樹としてもおなじみで、勾当台公園公園付近の街路樹としてたくさん植えられています。イヌグス・タマグス・ヤマグスとも称されています。
 ”別名のイヌグスは「犬楠」で、クスノキに似るが香りが乏しく材もおとるとの意味味。”と、野外植物民俗事苑には記載されています。花は4〜5月に新葉が出るのと同時に咲きます。
昨年紹介した、実の写真のリンクです。

ネット上でタブノキの花や実の詳しい写真がのっているサイトをみつけましたので以下にリンクを貼っておきます。
福岡教育大学 教育学部 准教授 (理科・生物学分野) 福原 達人氏のWebサイト


2014年5月27日火曜日

勾当台公園の花々

今回は今勾当台公園で咲いている花3種類の写真です。
シラン

シラン(紫蘭、学名: Bletilla striata Reichb. fil.)は、ラン科シラン属の宿根草です。日本、台湾、中国原産で、野生のものは準絶滅危惧種です。しかし栽培品として広く普及しており、種子が飛散して栽培逸出することもあるため、公園などでも普通に見られます。花は紫紅色ですが、白色の品種もあります。
ムラサキセンダイハギ
 ムラサキセンダイハギ(紫千代萩、学名:Baptisia australis)は、アメリカ東部原産の多年草です。ハギは普通秋に開花しますが、この植物の花期は5~6月です。

カルミア

 カルミア(学名:Kalmia latifolia、別名:アメリカシャクナゲ)は北アメリカおよびキューバ原産のツツジ科の植物で、観賞用として日本でも植えられています。蕾の形(写真)が特徴的です。



2014年5月22日木曜日

西公園のフジ

西公園で撮影しました。先日まで桜が咲いていたと思ったらもうフジが満開です。

 フジ(学名: Wisteria floribunda)は、マメ科フジ属のつる性落葉木本です。蔓は右巻き、近縁種のヤマフジは左巻きです。どちらも春の中頃に、長く垂れ下がった房に、マメ科特有の蝶型花をたくさんさかせます。日本固有種[で、本州・四国・九州の温帯から暖帯に分布しています。
  牧野和漢薬草大図鑑には以下の記載があります。
”薬用部分:樹皮にできる瘤(藤瘤)。老木に多くできる瘤を採集し、水洗い後日干しにして乾燥させる。
薬効と薬理:薬理作用およびその効果に関しての詳細は不明だが、民間的に消炎、止瀉などの効果があるとされ、下痢止め、口内炎、歯肉炎、扁桃炎などに用いられる。”
 藤瘤は、含まれているイソフラボノイドに発癌抑制作用があるとの研究があり、民間でのガン治療薬に使用されています。

2014年5月19日月曜日

仙台青葉まつり

 今回は、昨日と一昨日に行なわれた”仙台青葉まつり”の写真です。 




仙台青葉まつりは、毎年5月の第3日曜日とその前日の2日間、宮城県仙台市で開催される祭です。今のまつりは、過去に存在した祭りを復活する形で伊達政宗没後350年にあたる1985年(昭和60年)に始まりました。
 もともと江戸時代には「仙臺祭」(仙台祭)という仙台藩最大の祭りがあり、仙台東照宮の祭礼として行われていました。それが明治維新の影響で変容し、伊達政宗の命日(5月24日)に青葉神社の祭礼として開催される「青葉祭」に生まれ変わったとされています。
 現在の「仙台・青葉まつり」は、系統が1つながら名称が異なる、これら2つの過去に開催されていた祭りの名称を合わせて命名されたとされています。
 
 青葉神社は、仙台藩祖伊達政宗を祀るために、1874年に創建された神社です。仙台の繁華街の国分町通りをまっすぐ北へ進み北山丘陵にぶつかったところにあります。この東隣には、伊達家の菩提寺で北山五山の中心の東昌寺があります。

2014年5月12日月曜日

第24回仙台国際ハーフマラソン

昨日(5/11日)行なわれた第24回仙台国際ハーフマラソン大会の写真です。当店(定禅寺ハーブギャラリー)の店頭で撮影しました。


大会はハーフマラソン(21.0975キロ)と5キロ、2キロの3部門あり、男女別など13種目に分かれています。招待選手も参加するハーフは、仙台市陸上競技場南側道路をスタートし、同競技場をゴールとする日本陸連公認コースです。一般の方が参加する5キロと2キロは宮城野区の榴岡公園発着コースで健脚を競います。車イスの部もあります。ハーフの部には特別招待選手として、今秋の仁川アジア大会男子マラソン代表の川内優輝(埼玉県庁)選手と、ロンドン五輪代表の藤原新(ミキハウス)選手の2人が参加しています。

 今回は過去最多の1万5108人がエントリーしているそうで、新緑の定禅寺通りをランラーの長い列が続きました。
 優勝は、1時間1分43秒でジョン・マイナ(ケニア)選手。川内優輝選手は4位でした。

 

2014年5月5日月曜日

勾当台公園のツツジ

勾当台公園には何種類かのツツジが植えられていて、次々い開花していきますが、先日まで咲いていたミツバツツジに変わっていま満開なのが、八重咲きのヨドガワツツジです。白いクレノユキツツジや小型のキリシマツツジも咲き始めています。

ヨドガワツツジ
ヨドガワツツジ(Rhododendron yedoense var. yedoense)は、 チョウセンヤマツツジ(朝鮮山躑躅)の雄しべが弁化して八重咲きとなったものです。古くから栽培されていています。
クレノユキツツジ
クレノユキツツジは、クルメツツジの園芸品種のひとつと思われます。クルメツツジは、先日ご紹介したキリシマツツジ系統の園芸品種です。江戸時代に久留米地方で作られたためにその名がついたといわれています。
ヒノデキリシマ
ヒノデキリシマは、江戸時代から続く江戸キリシマ系の1品種です。銘花として今日も盛んに栽培されています。花は鮮紅色の一重咲きです。