2014年6月24日火曜日

定禅寺通りのノカンゾウ?

仙台三越前の定禅寺通りの中央緑地で撮影しました。三越前の中央緑地は不思議な所で、管理して植栽しているようにはみなないのですが、季節によって誰にも気がつかれることがなくいろいろな花が咲いています。

 以前にもご紹介しましたが、ユリ科ワスレグサ属のノカンゾウだと思います。ワスレグサ属の植物には、ヤブカンゾウ、ニッコウキスゲ、ユウスゲ等があります。花の色が黄色いのでユウスゲ(キスゲ)かもしれませんが、日中さいているのでノカンゾウ
 以前ご紹介したヤブカンゾウのプロフィールのリンクです。

2014年6月17日火曜日

西公園のドクダミ?

西公園で撮影しました。この時期になると公園のあちこちの草叢に群生して開花しています。
西公園のドクダミ
ドクダミ(蕺草、学名:Houttuynia cordata)はドクダミ科ドクダミ属の多年草です。本州、四国、九州、沖縄および台湾、中国、ヒマラヤ、ジャワに分布し、山野や庭などに普通に見られます。 ドクタミは、古くから民衆に親しまれ暮らしとの関係も深いため、240以上もの方言があるといわれています。その代表的なものは、イシャコロシ(大分)、ウマクワズ(高地)、ジゴクソバ(千葉•茨城•福島•秋田)、チョウジャグサ(佐渡)ドクダメ(長野•岡山)など様々です。少し湿り気のある所を好んで至る所にはえ、全草に独特の悪臭があります。丈は20〜30cm。夏の始めに茎の頂に白色で4枚の花弁状の苞を付け、花のように見えます。
 古くから民間薬として使用され、健康茶としても親しまれています。開花期の地上部を乾燥させたものは、生薬名を十薬(じゅうやく、重薬とも書く)といい、日本薬局方にも収録されています。十薬は日本の代表的な民族薬の一つで(和薬ともいう)、この名は10種類の薬に匹敵する効き目があることに由来するとされています。
 最新薬用植物学(廣川書店)には、”開花期の地上部を民間で緩下、利尿に煎用、生の葉をあぶって化膿、腫物、外傷などに外用する。”と記載されています。

2014年6月14日土曜日

勾当台公園のキンシバイ?

勾当台公園で撮影しました。咲き始めのキンシバイです。しばらく強い雨が続いていましたが、久しぶりの晴れ間で朝日に光っていました。


キンシバイ(金糸梅、学名:Hypericum patulum)はオトギリソウ科オトギリソウ属の半落葉小低木です。中国中部•西南部、台湾原産で、日本には1760年頃渡来したといわれています。近年、公園や庭園などに植栽されており、一部では野生化しています。花が梅の花に似ているのでこの名があるようです。植栽されているものは、花が大きいHypericum patulum cv. Hidcote という園芸品種であることが多いとのことですが、多分この画像もこれであろうと思われます。
 近縁種のセイヨウオトギリソウ(セントジョーンズワート 学名:Hypericum perforatum)は効うつのハーブとして有名で、近年ハーブテイーやサプリがたくさん販売されています。

2014年6月10日火曜日

勾当台公園の花。カルミア?

先日ご紹介したカルミアの花です。勾当台公園の芝生の周りに植えられています。先日の写真は蕾です。蕾はコンペイトウのような面白い形をしています。蕾は赤ですが、開花すると薄いピンク色になります。


 カルミア属は、ツツジ科に属する植物の属です。約7種があり、常緑の低木で高さは0.2-5 m程度になります 。カルミア(学名:Kalmia latifolia、別名:アメリカシャクナゲ)は北アメリカおよびキューバ原産で観賞用として日本でも植えられています。葉は他のツツジ科の植物と同様にグラヤノトキシンを含み有毒です。特に羊が中毒しやすく、一部の種はLambkill(「羊殺し」)と呼ばれているようです。ツツジ科の植物には有毒植物が多いので注意が必要です。

2014年6月3日火曜日

店頭のハニーサックル

今年も店頭のハニーサックルが開花します。

 10年以上前に日野春ハーブガーデンより取り寄せた、ハニーサックル( ロニセラ)のセロチナ(Lonicera periclymenum 'Serotina')という品種です。環境的には決してよいとはいえないのでしょうが、毎年決まってこの時期に咲いてくれる丈夫な植物です。
 ハニーサックル(別名:ニオイニンドウ)はスイカズラ科スイカズラ(ロニセラ)属の耐寒性の落葉広葉樹でつる性の植物です。スイカズラ属の植物は、約180種が北半球とメキシコ、フィリピンに分布しています。
 スイカズラ(ロニセラ)属はスイカズラ科の属の一つで、低木または蔓性木本が北半球におよそ180種分布すしています。特に中国に100種以上を産し、日本にもスイカズラ、ウグイスカグラ、キンギンボク(ヒョウタンボク)をはじめ20種ほど自生しています。花が美しくまたは芳香を放つため栽培されるものもあります。薬用として使用されているものもあります。例えばスイカズラの蕾は、金銀花(きんぎんか)という生薬です。