2013年8月23日金曜日

定禅寺通りのケヤキ並木の下のヤブラン?





 定禅寺通りの中央分離帯のケヤキの下に群生しています。ヤブランだと思います。

 ヤブラン(Liriope muscari)は、スズラン亜科ヤブラン属に属する多年草です。別名リリオペ、サマームスカリなどの名があります。本州関東地方以西、四国、九州、沖縄および中国、朝鮮半島南部に分布し、常緑樹林の樹陰に生える常緑の多年草とありますので、定禅寺通りにはおそらく植栽したものと思われます。
開花期は8月〜10月で、葉間から高さ30cm〜50cmの花茎を出し、淡紫色の花を多数総状花序につけます。。

 牧野和漢薬草大図鑑には、以下の記載があります。
【薬用部分】根(土麦冬<ドバクトウ>)。秋〜冬にほりあげ、水洗い後、日干しにする。
【薬効と薬理】民間的には消炎性滋養強壮、鎮咳、緩和作用があるとされ、粘着性消炎、強壮、鎮咳、去痰薬として、咳止め、去痰、滋養強壮などに用いられ、のぼせ症の人に対して強壮利尿にも有効とされている。
 また、麦門冬(ジャノヒゲ)の代用として漢方処方に配剤されることもある。

                               記 阿部俊暢

参考資料
 *牧野和漢薬草大図鑑

0 件のコメント:

コメントを投稿