2013年8月16日金曜日

道端の薬草(13)オニユリ?


 西公園で撮影しました。オニユリかコオニユリかどちらかはちょっとわかりませんが、コオニユリの生息地は湿地などが多いので、多分オニユリだと思います。

 オニユリ(Lilium lancifolium)は、ユリ科ユリ属の多年草です。グアム東部、中国、朝鮮半島、日本に自生する。日本では北海道から九州の平地から低山で普通に見られます。草丈は1~2m程となる大型のユリ。葉は互生し、小さめの披針形で先端はゆるく尖っています。茎は紫褐色で細かい斑点があります。花季は7月から8月で、花弁はオレンジ色、濃褐色で暗紫色の斑点があります。
 牧野和漢薬草大図鑑には、
 【薬用部分】鱗茎(百合:ヒャクゴウ)
 【薬効と薬理】ユリは消炎、鎮咳、利尿、鎮静薬として、肺熱咳嗽、小便不利、通身疼痛などに用いられる。
 と記載されています。
 野外植物民俗事苑には、鱗茎を食用にする。ちょうどお盆の頃に咲くので、盆花にするとあります。
                               記 阿部俊暢

参考資料
*牧野和漢薬草大図鑑
*野外植物事苑

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