セイヨウシナノキ 撮影場所:勾当台公園 |
勾当台公園の花壇脇の芝生の中のシンボルツリーです。花が満開でした。以前にもご紹介しましたが、掲示板にはセイヨウシナノキと記載してありました。
セイヨウシナノキ(西洋菩提樹:Tilia ×europaea )はシナノキ科シナノキ属の落葉高木です。シナノキ属の植物は交配しやすく、セイヨウシナノキは、コバノシナノキ Tilia cordata と ナツボダイジュ Tilia platyphyllos の自然交配種であるとされています。
セイヨウシナノキの木はほとんどどのような環境にも耐え、短く刈り込んでも平気なので、街路樹として植えられています。ドイツの首都・ベルリンの大通りであるウンター・デン・リンデンの両側に街路樹として植えられているのは有名です。薬用ハーブのリンデンは、このセイヨウシナノキ、コバノシナノキ、ナツボダイジュなどをさします。
シナノキ属は約45種類の落葉高木が北半球の温帯地域に分布しています。日本の近縁種には、シナノキ(Tilia japonica)があり、セイヨウシナノキの代用として利用されます。
メデイカルハーブ検定テキストよりリンデンのプロフィールを以下に記しておきます。
リンデン(セイヨウシナノキ)
学名:Tilia × europaea
和名:西洋ボダイジュ(西洋シナノキ)
使用部位:花部、葉部
主要成分:フラボノイド配糖体、粘液質、タンニン、フェノール酸、精油
作用:発汗、利尿、鎮静。
*メデイカルハーブ検定テキストより
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