2013年7月19日金曜日

道端の薬草(11) ツユクサ



定禅寺通りの側の空地で撮影しました。普段は雑草して見慣れているツユクサですが、花の少ないこの時期にあらためてみるとなかなか味のある植物です。
 ツユクサ(Commelina communis)はツユクサ科ツユクサ属の一年生植物です。北海道から九州、沖縄および朝鮮半島、中国、サハリン、シベリア、アムール、コーカサスに分布し、丘陵地の畑地、草原、荒地などに普通に見られます。草丈は15〜20cm。茎は基部で伏臥分岐し、上部は斜状します。葉は2列互生し、卵状皮針形で5〜7cm。花期は6月〜9月で、広芯形の苞の中に青紫色の花を一個ずつつけます。
 牧野和漢薬草大図鑑には、以下のように記載されています。
【薬用部分】全草を鴨跖草(オウセキソウ)。開花時に全草を採取し、水洗い後日干しにする。
【薬効と薬理】薬理効果についての詳細は不明であるが、民間的に、解熱、消炎、止瀉などの作用があるとされ、下痢止め、解熱、水腫、脚気、利尿、こしけ、鼻出血などにもちいられる。
【その他】また、5〜8月までの柔らかい葉は、ひたしものやサラダにして食用になる。
  鴨跖草はネット通販で手に入ります。
 ツユクサはたくさんの方言があります。野外民俗事苑には、採録された方言は280を超えると記載されています。その主なものは、アイクサ(大分)、アオバナ(京都、滋賀)、インキバナ(山形•静岡)など多数です。ここ宮城ではペチペチグサ•ペチペチバナというそうですが知りませんでした。あなたの地方ではなんというでしょうか?

                           記  阿部俊暢

参考資料
*牧野和漢薬草大図鑑
*野外植物民俗事苑  

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