2013年7月16日火曜日

初夏の定禅寺通り サンゴジュ


 勾当台公園の志賀潔の胸像脇で撮影しました。サンゴジュだと思います。昨年の秋にその赤い実をご紹介しましたが、今回はその花です。
サンゴジュ(珊瑚樹、学名:Viburnum odoratissimum var. awabuki または Viburnum awabuki)はスイカズラ科ガマズミ属の常緑高木です。日本では千葉県以西、東南アジアまで自生しています。初夏に円錐花序を出して小型の花を多数開花し、果実が秋に赤く熟します。和名は花序の枝と果実が赤くなる姿をサンゴに見立てたことから名付けられたといわれています。
 厚く水分の多い葉や枝が火災の延焼防止に役立つともいわれ、庭木や生け垣、防風林としてもよく植栽されています。
 同属のガマズミの実は薬用種として用いられ、牧野和漢薬草大図鑑にも記載がありますが、サンゴジュの実はもっぱら観賞用です。
                          記 阿部俊暢




0 件のコメント:

コメントを投稿