2013年9月24日火曜日
勾当台公園の秋の花壇(1) ケイトウ
勾当台公園のグリーンハウス前のモデル花壇で撮影しました。ケイトウの品種だと思います。
ケイトウ (Celosia cristata L) はヒユ科ケイトウ属の一年生植物です。
夏から秋にかけ、赤・桃色・黄色などの花穂ができ、その形状がニワトリの鶏冠(とさか)に似ていることに由来します。花期は8月から9月頃です。
原産地はアジア、アフリカの熱帯地方で、日本には奈良時代に中国を経由して渡来したといわれています。かつては韓藍(カラアイ)と呼ばれていた。花の色は赤や黄色を基調とするが、橙、紫、ピンクなどさまざまな色の園芸品種があります。花穂の形状の異なる羽毛ケイトウ、久留米ケイトウ、トサカケイトウなどの系統があります。
同属のノゲイトウ(Celosia argentea L)は、一部日本に帰化し、同様に園芸品種としても栽培されています。
牧野和漢薬草大図鑑には、以下のように記載されています。
【薬用部分】花:鶏冠花(ケイカンカ)、種子:鶏冠子(ケイカンシ)
【薬効と薬理】鶏冠花は、止血、止瀉の作用があり、下痢、痔瘻、便血、子宮出血、こしけ、凍傷に用いられる。
同属のノゲイトウの種子は生薬名を青箱子(セイショウシ)といいます。強壮、消炎薬として使用されています。
記 阿部俊暢
参考資料
*牧野和漢薬草大図鑑
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