2013年9月17日火曜日

勾当台公園の秋(1)ススキ


 勾当台公園の噴水脇で撮影しました。季節を感じるススキです。2013年は9月19日が「中秋の名月」だそうです。暦の関係で、中秋の名月は必ずしも満月になるとは限らないのですが、今年は満月のようです。
 ススキ(芒、薄)(学名:Miscanthus sinensis)は、イネ科ススキ属の植物で、萱(かや)、尾花ともいいます。野原に生息し、ごく普通に見られる多年生草本です。十五夜の月見には、ハギ(萩)とともにススキを飾ることが多くよく知られています。
 万葉集にはススキを呼んだ歌が17首、オバナを呼んだ歌が19首、カヤを呼んだ歌が10首あるそうです。
ススキは古くから、茅葺き屋根のほかいろいろ利用されてきました。野外植物民俗事苑には、”春の柔らかにものは端午の節句のちまきを包むために使用される。”とありましたが、ネット上の検索ではいくつものブログにその記載がありました。”カシワモチ,チマキ等の食物に利用する植物(葉)の記録”という資料によれば、一般的にはササ類の使用がおおいようですが、西日本ではススキも利用されているようです。
 筆者の記憶にはありませんが、どなたか詳しい方がありましたら教えてください。


                                 記 阿部俊暢
参考資料


*野外民俗植物事苑
カシワモチ,チマキ等の食物に利用する植物(葉)の記録”
 人と自然 Humans and Nature, No.18, 127 -150, December 2007

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