2013年9月13日金曜日

道端の薬草(17) イヌタデ


 西公園の空地で撮影しました。イヌタデだと思います。 
 イヌタデ(Polygonum longisetum)は、タデ科タデ属の一年草です。日本各地、朝鮮半島、台湾、中国、マレーシアなどに分布し、野原や道ばたに普通に見られる雑草です。花期は6月〜10月で、密な総状花序に紅紫色の小さな花をつけます。その花を「赤飯」にみたてて、アカマンマとも呼ばれています。
 牧野和漢薬草大図鑑には以下の記載があります。
【薬用部分】全草:馬蓼(バリョウ)。開花時に採取する。
【薬効】回虫駆除、下痢による腹痛、皮膚病などに用いる。
 食用にもされているようで、野外植物民俗事苑には、”若葉は茹でて、浸しもの、和え物などとして食用にする”とあります。

                               記 阿部俊暢

参考資料
*牧野和漢薬草大図鑑
*野外植物民俗事苑

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