場所:西公園 月日:2013/4/15 撮影者:阿部俊暢 |
西公園の旧市民図書館跡付近で撮影しました。多分レンギョウだと思います。
レンギョウ(連翹)とは、広義にはモクセイ科レンギョウ属( Forsythia属)の植物の総称です(それらから品種改良で作られた園芸品種をも含める)。狭義には、レンギョウ属の種の一つ、学名 Forsythia suspensa の和名を指します。
狭義のレンギョウ(連翹、学名: Forsythia suspensa Vahl)は、モクセイ科レンギョウ属の落葉性低木広葉樹です。中国名は黄寿丹。英名はゴールデンベル (golden bells, golden bell flower)です。中国原産ですが、古くは『出雲風土記』や『延喜式』にもレンギョウの名前が見られ、薬用として平安時代初期に渡来したといわれています。しかし江戸時代だという説もあり、実際に渡来した時期は定かではないようです。
薬用利用
レンギョウ(Forsythia suspensa Vahl)および近縁種のシナレンギョウ(Forsythia viridissima Lindl)の実は生薬名を連翹という漢方の生薬で日本薬局方にも記載されています。解毒、排膿、消炎、利尿薬として用いられ、駆風解毒湯、荊芥連翹湯などに処方されています。リグナン類、カフェ酸誘導体などを含みます。(最新薬用植物学:廣川書店より)牧野和漢薬草大図鑑には、グラム陽性最近に対して強い抗菌作用を持つとも記載されています。
英国王立園芸協会のハーブ大百科にも、レンギョウはなじみのある庭木であり中国の漢方薬でもあると記載されています。19世紀にヨーロッパに紹介され広く栽培されています。”利用部位は実、苦い収斂性のハーブで、神経系統、心臓、胆嚢の刺激、利尿、解熱、最近除去作用がある。含まれるビタミンAは末梢血管を強化する効果がある”と記載されています。
参考資料
*最新薬用植物学:廣川書店
*英国王立園芸協会 ハーブ大百科:誠文堂新光社
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