2013年10月8日火曜日

道端の薬草(16) ナンブアザミ?



 西公園で撮影しました。
アザミ属(アザミぞく、Cirsium)はキク科の属の一つです。アザミの種類はたくさんあって、よく似ているので判別が難しいのですが、花の時期、葉の切れ込み具合、花が下向きについていることなどより、ナンブアザミ学名 (Cirsium nipponicum)ではないかと思います。雑種もあるそうなのでよくわかりません。
 アザミの根はアザミ根といい、民間療法で薬用に利用されいます。利用されているアザミの種類には、ノアザミ、ナンブアザミ、シコクアザミ、フジアザミ、ニッコウアザミなどがあります。
 牧野和漢薬草大図鑑には以下の記載があります。
【アザミ根は民間的にかっけ、神経痛、リウマチに用いられ、利尿、健胃にも効果があるといわれる。アザミ根1日6〜15gを水で煎じて服用する。外用には生の根をすりつぶして患部に塗布する。】
 食用にもされているようで、野外植物民俗事苑には、茎立ちしたものは茎を中心に採って、てんぷらや汁の実、煮付けとするほか、茹でて浸しもの、各種の和えものとするとあります。
                                      記 阿部俊暢

参考資料
*牧野和漢薬草大図鑑
*野外植物みn
 

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