2013年6月22日土曜日

初夏の定禅寺通り(2) ムラサキセンダイハギ?



 勾当台公園の噴水脇のロックガーデンで撮影しました。多分ムラサキセンダイハギと思われます。センダイハギの名がありますが、千代萩(同じく5、6月に黄色い花をつけます)とは別属です。仙台とは関係はないようです。

 ムラサキセンダイハギ(Baptisia australis)はマメ科ムラサキセンダイハギ属の多年草です。原産地は北アメリカで、日本では園芸植物として栽培されていますが、各地で野生化しています。アメリカでは一般的にはブルーワイルドインデインゴまたはニセインデインゴとも呼ばれています。5、6月にきれいな紫色の花をつけます。毎年この周辺でかなりの数が見られます。多分、公園に植えられていたものが野生化したものと思われます。
 
 USDA(アメリカ農務省)の資料によれば、チェロキー属は、自分の服を青色に染めるための染料として使用していました。初期の入植者はこの実践を取り入れました。一般名のニセインディゴは、インドから導入され栽培されていたインディゴではないという意味です。いくつかのインディアンの部族は医療目的のためにそれを使用していました。セージ族は、植物から目薬を作っていました。チェロキー族はお茶にしていたようです。熱いお茶は下剤として。冷たいお茶は吐き気を防ぐために使用されました。粉砕にされた根や熱いお茶は痛みを和らげるために痛い歯につめられました。 インデイアンの子供たちは乾燥したさやと内側の緩いの種子とをガラガラのように使用します。
                           
                           記 阿部俊暢
                        

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