2012年9月29日土曜日

ツバキの実?


勾当台公園脇の街路樹を撮影しました。
ツバキ(椿)は、ツバキ科ツバキ属の植物で、学名はCamellia japonicaであり、日本原産の常緑樹です。野生種の標準和名はヤブツバキですが、国内外でヤブツバキや近縁のユキツバキから作り出された数々の園芸品種があります。
 椿の種子は、実の殻に含まれるサポニン(せっけんに似た成分)で髪を洗い、実を圧搾してでるつばき油(カメリアオイル)で髪や素肌の手入れをしてきた、伝統のある自然美容素材です。その他椿油は、高級食用油として、また古くは灯りなどの燃料油としてもよく使われていました。椿油は軟膏基剤としても用いられています。

2012年9月28日金曜日

仙山交流味祭


仙山交流味祭in仙台復興市
 市役所前の市民広場で開催されていました。
このイベントは、春と夏に勾当台公園で行われる、仙山圏(仙台地域と山形県村山地域)で生産された地域特産物を一堂に集め、生産者が直接販売する産直市だそうです。震災があった昨年の開催から、「復興」という目的も新たに加え、名称に「復興市」が追加されたとのことです。秋といえば食欲の秋です。山形はいろいろな果物で有名です。最近一気に秋の深まりを感じますが、秋の仙台、山形の魅力を味ってみてはいかがですか。


2012年9月26日水曜日

西公園のSL


 定禅寺通りの突き当たり、市民会館の南側に静かにたたずんでいます。12月の光のページェントでは電飾できれいに飾られます。
 掲示板によれば、このSLは昭和17年C-59型式として日立製作所で作られたもので、当時山陽本線に配属され、特急、急行を牽引した由緒ある機関車です。その後、昭和28年にC-60型として改造され、東北本線、常磐線で15年もの間活躍し東北地方にもなじみが深いものです。昭和43年10月に東北本線の全線電化に伴い引退しました。その後、永久に保存されることとなり当時の国鉄から仙台市へ寄贈されたもののうようです。
 フリー百科事典ウイキペデイアによれば、国鉄C59形蒸気機関車(こくてつC59がたじょうききかんしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道省が設計した、幹線旅客列車用テンダー式蒸気機関車です。愛称はシゴクまたはシゴキュウ。当時の花形機関車であったと書かれていました。

2012年9月23日日曜日

ススキ?


勾当台公園の噴水脇で撮影しました。
ススキ(芒、薄)(学名:Miscanthus sinensis)は、イネ科ススキ属の植物で、萱(かや)、尾花ともいいます。野原に生息し、ごく普通に見られる多年生草本です。十五夜の月見には、ハギ(萩)とともにススキを飾ることが多くよく知られています。薬用用途を含むその他の用途については見つけることができませんでした。

2012年9月21日金曜日

イヌタデ?


 勾当台公園の噴水脇で撮影しました。
イヌタデ(犬蓼、Polygonum longisetum あるいは Persicaria longiseta)は、タデ科、タデ属の一年草です。道ばたに普通に見られる雑草で、赤い小さな果実を赤飯に見立て、アカマンマとも呼ばれています。タデ属の植物には、イブキトラノオ、イタドリ、ヤナギタデ(ホンタデ)、ツルドクダミ、アイなど有用な植物がいくつもあります。イヌタデの名前はヤナギタデ(ホンタデ)に対し、葉に辛味がなくて役に立たないために「イヌタデ」と名付けられといわれています。
 牧野和漢薬草大図鑑には、全草を馬蓼といい、回虫駆除、下痢による腹痛、皮膚病などに用いると記載されています。

2012年9月19日水曜日

ツユクサ?


 勾当台公園の噴水そばで撮影しました。普段は雑草して見慣れているツユクサも花の少ないこの時期にあらためてみるとなかなか味のある植物です。
 ツユクサ(Commelina communis)はツユクサ科ツユクサ属の一年生植物です。日本全土、アジア全域、アメリカ東北部など世界中に広く分布しています。畑の隅や道端で見かけることの多い雑草で、6~9月にかけて1.5~2cmほどの青い花をつけます。
 花の青い色素はアントシアニン系の化合物で、着いても容易に退色するという性質を持っています。ツユクサは古名前をツキクサともいいますが、これは「着草」の意味で、染料に使ったことからこの名がついたといわれています。
 牧野和漢薬草大図鑑には、全草を鴨跖草といい、薬理効果についての詳細は不明であるが、民間的に、解熱、消炎、止瀉などの作用があるとされる。と記載されています。また、5〜8月までの柔らかい葉は、ひたしものやサラダにして食用になるとあります。
 鴨跖草はネット通販で手に入るようです。

2012年9月15日土曜日

西公園のこけし塔


西公園のこけし塔
西公園の北側、ちょうど定禅寺通りが突き当たる付近に静かにたっています。
なぜ、西公園にこけしかと思いますが、立て看板には、”昭和36年、宮城県の観光広報のため、仙台商工会議所が中心になって設置された鋳物のこけしである、こけしの高さ7.4m、重さ8t で、鳴子こけしを基に、山形県山形市で鋳造され、漆塗装されている。台座は秋保石で高さ2.4mである。こけしは関山峠を超えてはこばれ、三日がかりで建立されたと伝えられている。”と書いてあります。

こけし
こけしとは、江戸時代末期(化政文化期)頃から、東北地方の温泉地において湯治客に土産物として売られるようになった轆轤(ろくろ)引きの木製の人形玩具です。
 伝統こけしは産地によって特徴に違いがあり、産地によって主な十系統に分類することが出来ます。宮城県には、そのうち、鳴子、作並、遠刈田、弥治朗の4系統があります。こけしが、いつ、どこで発祥したかの謎は、長く解けないままでいる。

2012年9月13日木曜日

広瀬川雨水第2幹線


広瀬川雨水第2幹線吐出管理棟
 市民会館の側の西公園の中にひっそりと立っていました。雨水幹線とは、市街地に降った雨水を集めて排するための設備です。よ
く大雨の時に側溝から雨水があふれて水浸しになっていることがありますが、降った雨は、道路の側溝から公共雨水ますに集められ、雨水管を通って速やかに排水されます。雨水管は、地上に小河川のような水路として設けられる場合と、地下に設けられる場合があります。広瀬川雨水第2幹線は、仙台市中心部の雨水を集めて広瀬川に排水するための施設です。雨水は地下に埋設された雨水幹線に集められて、最終的に定禅寺通りの突き当たりのこの場所で広瀬川に放流されています。その吐出口の管理をこの施設で行っているというわけです。

 かつては、都市部の下水道は、家庭などよりの汚水と雨水を一緒に処理する方式が普通でしたが、いまでは、汚水と雨水を別の水路で集め、雨水はそのまま、汚水は浄化処理して放流する分流式が主流となっています。現在新設される下水道ではほぼ全てがこの方式によります。



2012年9月8日土曜日

ジャズフェスの朝の定禅寺通り

準備が進む市役所前広場
静かな朝の定禅寺通り

 9/8日の朝の定禅寺通りです。今日、明日のジャズフェスの準備が着々と進んでいました。


1.定禅寺ストリートジャズフェステイバルの歴史
 1991年、「本来音楽は野外でやるもの」という概念から、商店街や定禅寺通りの人に呼びかけ、実行委員会が立ち上げられ、定禅寺通りと一番町の屋外9カ所をステージとする現在の「定禅寺ストリートジャズフェステイバル」がスタートしました、1991年、参加バンド25グループからスタートし,昨年の第20回目では参加グループが776となり、日本最大級の参加グループ数を迎えるまでとなっています。
2.定禅寺ストリートジャズフェステイバルの特徴
・ステージは街です。
ケヤキ並木の定禅寺通りをはじめとした街が、このフェステイバルのステージです。ビルの入口、商店街、公園、広場などがその日だけのステージになります。
・ あらゆるジャンルの音楽で溢れます。
「ストリートジャズ」とは、19世紀末、アメリカ南部の街角で新しい音楽として生まれたジャズの自由な精神と表現を受け継ぎ、ここ仙台・定禅寺から新しい音楽とその文化を発信していけるような、そんな思いを込めた造語です。あらゆるジャンルの音楽が融合し、街に優しく調和することを願っています。
・ 市民みんなで作っています。
音楽を演奏するのが大好きな市民と、音楽を聞くのが大好きな市民にささえられ、市民ボランイテアが運営しています。

* ジャズとは
 ジャズは、19世紀末から20世紀初頭にかけてアメリカ南部の都市を中心に発展した音楽形式です。ニューオリンズが発祥の地とされています。アフリカ系アメリカ人の音楽形式と西洋音楽の技術と理路が融合して生まれた、まさにアメリカを象徴する音楽といってもいいでしょう。根底には西アフリカ、西サヘル(サハラ砂漠南縁に延びる帯状の地域)、ニューイングランドの宗教的な賛美歌やヨーロッパの軍隊音楽があります。特にアフリカからアメリカ南部につれてこられた移民(多くは奴隷として扱われた)とその子孫の民族音楽としてもたらされたとされており、都市部に移住した黒人ミュージシャンによってジャズとして進化をとげたといわれています。

3.あなたは何曲知っていますか?(スタンダードジャズMIDI人気ランキングより
  ① Moonlight Serenade   グレン・ミラー楽団のバンドテーマで有名。日本のCMにも。
 ② Take Five  ウエストコーストジャズを代表する名曲
 ③ Take the”A”Train デユーク・エリントン楽団のテーマ曲として広く知られる。
 ④ Tenderly  多くのアーテイストによって演奏されたスタンダード。最も有名なのは
        ローズマリー・クルーニー
 ⑤ In the Mood グレン・ミラー楽団の代表作。

2012年9月7日金曜日

サンゴジュ


 勾当台公園の志賀潔の胸像の脇で撮影しました。赤い実が目立っていました。
サンゴジュ(珊瑚樹、学名:Viburnum odoratissimum var. awabuki または Viburnum awabuki)はスイカズラ科ガマズミ属の常緑高木です。日本では千葉県以西、東南アジアまで自生しています。
 初夏に円錐花序を出して小型の花を多数開花し、果実が秋に赤く熟します。それをサンゴに例えて名付けられたと言われています。厚く水分の多い葉や枝が火災の延焼防止に役立つともいわれ、防火樹として庭木や生垣によく用いられています。
 同属のガマズミの実は薬用種として用いられ、牧野和漢薬草大図鑑にも記載がありますが、サンゴジュの実はもっぱら観賞用

2012年9月5日水曜日

アベリア?


 西公園で撮影しました。
アベリア(Abelia)は、スイカズラ科ツクバネウツギ(Abelia)属に属する植物の総称です。通常はツクバネウツギ属の常緑低木の交配種、アベリア(Abelia × grandiflora)のことをいいます。この植物はハナツクバネウツギとも呼ばれ、中国原産の Abelia chinensis(タイワンツクバネウツギの母種)と Abelia uniflora の交雑といわれているます。
 低木で、春~秋のかなり長期に渡って花を付けます。日本では、真夏の酷暑の時期に花をつける在来植物が少ないため、夏の公園ではよく目立ちます。性質が丈夫で大気汚染や乾燥に強く、強い刈り込みにも耐えることができるので道路沿いに植えられたり公園の植え込みとしてもよく利用されます。たしか、メデイアテークのまわりにも植えられていました。日本には大正時代頃に導入されましたが、一般に使われるようになったのは1960年以降のことです。いろいろな品種が販売されているようです。
 用途はもっぱら観賞用のようで、薬用等その他の利用法については見つけることができませんでした。