2013年5月22日水曜日

道端の薬草(2)オニタビラコ?


2013年5月14日 仙台市西公園 撮影者:阿部俊暢

 西公園で撮影しました。タンポポに似たその葉と、大きさよりオニタビラコだと思います。オニタビラコ(鬼田平子、学名: Youngia japonica)は、キク科オニタビラコ属の越年草で、道端や庭に自生しているいわゆる雑草です。日本、台湾、中国、インド、ヒマラヤ、オーストラリアに分布しています。
 葉は地面近くに集中し、ロゼット状についており、長さ8 - 25cm。タンポポに似ていますが、先端の小葉が丸っこく三角で大きいのが特徴です。茎の上部が枝分かれして複散房状に分枝し、多数の黄色の花を咲かせます。
 和名の「オニタビラコ(鬼田平子)」は、「大柄なタビラコ」の意味だと思われます。タビラコは一般にコオニタビラコのこを指します。コオニタビラコは春の七草の「ほとけのざ」のことです。コオニタビラコは食用にされ、おひたしやあえものにされます。
 牧野和漢薬草大図鑑には、全草が黄鵪菜<オウアンサイ>という名で記載されています。使用法、薬効、については以下のように記載されています。
 ”真夏以外はいつでも採取でき、生のまま用いるか、日干しにする。解熱、解毒、消腫、止痛作用があり、薬疹や食中毒による感冒、乳腺炎、リウマチ性の関節炎に有効である。また、アレルギー性の喘息にも効果がある。”

参考資料
*牧野和漢薬草大図鑑 


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