2013年5月11日土曜日

仙台市西公園の春(4) カラスノエンドウ?

撮影場所:仙台市西公園、2013年4月29日 撮影者:阿部俊暢

 西公園で撮影しました。カラスノエンドウだと思います。本州から四国・九州・沖縄の路傍や堤防などのいたるところにごく普通に生育している雑草ですが、よく見るとなかなか味のある花です。
 カラスノエンドウ(Vicia sativa subsp. nigra)は、マメ科ソラマメ属の越年草です。ヤハズエンドウが植物学的局面では標準的に用いられる和名ですが、カラスノエンドウという名が一般には定着しています。
 秋に発芽し、春になると高さ60 - 150cmに達します。花期は3 - 6月でエンドウに似た小型の紅紫色の花を付けます。
 野草料理の食材として使用可能なようで、ネット上には、若芽や、若い豆果、熟した豆を使ったレシピが見られます。カラスノエンドウ茶はネット通販で購入もできます。
 薬草としても使用されてきた歴史があり、牧野和漢薬草大図鑑には、以下のように記載されています。
 使用部位:全草および種子(ギョウヨウ)。
 薬効と薬理:黄疸、浮腫、マラリア、鼻出血、月経不順を治す作用があり、また浮腫にも用いられ、1.5〜3gを煎じて服用する。

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