2013年5月1日水曜日

定禅寺通りの春(5) ミツバツツジ?


勾当台公園 2013年4月17日 撮影:阿部俊暢

ミツバツツジ?の1種だと思います。勾当台公園で撮影しました。何本か植えられており満開で見事です。
 ミツバツツジ(学名:Rhododendron dilatatum)はツツジ科ツツジ属の落葉低木です。また、近縁のミツバツツジ類の総称です。ミツバツツジ類は、4-5月頃に紅紫色の花が咲きます。花が終わってから葉が出て、枝先に三枚の葉がつくことからこの名がついたといわれています。 関東地方から近畿地方東部の太平洋側に分布し、主にやせた尾根や岩場、里山の雑木林などに生育していると、ネットにはあります。
 ミツバツツジはの変種が多く、トサノミツバツツジ、ハヤトミツバツツジ、ヒダカミツバツツジなどがあります。その他、ミツバツツジと名がつく日本に自生するその他のツツジ類には、トウゴクミツバツツジやサイコクミツバツツジ、コバノミツバツツジ、ダイセンミツバツツジ、ユキグニミツバツツジ、キヨスミミツバツツジなどがあります。ミツバツツジは関東以北に生育するとありますので、近縁種のトウゴクミツバツツジかもしれません。トウゴクミツバツツジはよくご紹介する青葉山の東北大学植物園でもたくさんみられます。
 庭先などでもよく見る事ができますが、盗掘などにより野生の個体数はけっして多くないとの記述があります。

 ツツジ属の植物には毒性もつものが知られていますが、日本に自生しているツツジ属の植物ではレンゲツツジ(Rhododendron japonicumn)1種だけのようです。その他のツツジの毒性についての資料は見つけることがレンゲツツジはまた薬用としても利用されている歴史があり、牧野和漢薬草大図鑑にも記載されています。
 ツツジの花を上手に採ると花片の下から蜜を吸うことができ、昔は子供の遊びでしたが、レンゲツツジには致死性になりうる毒があり、庭木としても利用されることもあるので注意しなければなりません。

参考資料
*フリー百科事典ウイキペデイア日本語版
*牧野和漢薬草大図鑑
*木のメモ帳Web

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