今年も店頭のハニーサックルの花が開花しました。10年前に日野春ハーブガーデンより取り寄せた、ハニーサックル( ロニセラ)のセロチナ(Lonicera periclymenum 'Serotina')という品種です。
ハニーサックル(別名:ニオイニンドウ)はスイカズラ科スイカズラ(ロニセラ)属の耐寒性の落葉広葉樹でつる性の植物です。スイカズラ属の植物は、約180種が北半球とメキシコ、フィリピンに分布しています。
英国王立園芸協会のハーブ大百科には、”ハニーサックル(Lonicera periclymenum)は、薬用ハーブに数えられることもあるが、現在はほとんど使用されていない。去痰、殺菌、利尿作用があって、嘔吐を起こすこともあるが、少量を咳止めに加えると効果がある。”と記載されています。
日本に分布する同属のスイカズラ(Lonicera japonica)は、葉および茎をニンドウ(忍冬)、花をキンギンカ(金銀花)といい、中国漢方では古くから重要な位置を占めてきました。
記 阿部俊暢
参考資料
*英国王立園芸協会 ハーブ大百科
*最新薬用植物学
*牧野和漢薬草大図鑑
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