2012年8月31日金曜日

広瀬川


定禅寺通りの突き当たりから望む広瀬川

 定禅寺通りをまっすぐ西に進むと、西公園通りのT字交差点に突き当たります。向かい側には西公園と市民会館があり、その向こうはすぐに広瀬川です。広瀬川(ひろせがわ)は、宮城県仙台市を流れる名取川水系名取川支流の一級河川です。仙台市のシンボルとして親しまれている川であり、ヒット曲となった『青葉城恋唄』(歌/さとう宗幸)にも唄われています。
 宮城県仙台市青葉区作並の山形県境に位置する関山峠付近に源を発し、仙台市街地へと達し、蛇行しつつ都心部の南西端を形作って流れ、太白区四郎丸地区で名取川に合流します。
 写真は仙台市民会館の裏側から撮影した写真です。広瀬川にはいくつかの橋がかかっていますが、撮影地点は澱橋 (仙台市道澱橋通線)と仲の瀬橋 ( 仙台西道路、国道48号、仙台市道仲の瀬橋線)の中間です。広瀬川は仙台市街地の西南端を蛇行して流れており、いくつもの瀬や淵があります。それぞれに言い伝えがあるようですが、仙台市民会館の崖下にある淵(撮影した場所)を六兵衛淵といいます。ある侍が六兵衛という家来を手討ちにし、そのために自身もこの渕で水死したという伝説があるとのことです。
 広瀬川のホームページを見つけましたので紹介しておきます。
http://www.hirosegawa-net.com/



2012年8月29日水曜日

サルスベリ


 サルスベリ(百日紅=ヒャクジツコウ、Lagerstroemia indica)は、ミソハギ科の落葉中高ボ木です。中国南部原産の落葉小高木であり、日本には江戸時代に渡来しました。花が美しく、耐病性もあり、必要以上に大きくならないため、しばしば好んで庭や公園などに植えられるます。勾当台公園にも何本か植えられています。花は紅の濃淡色または白色で、8月頃に咲きます。勾当台公園のサルスベリも今が満開です。

 和名は、幹の肥大成長に伴って古い樹皮のコルク層が剥がれ落ち、新しいすべすべした感触の樹皮が表面に現れて更新していくことによります。。つまり、猿が登ろうとしても、滑ってしまうということで、猿滑と表記することもあります。
 サルスベリは、もっぱら観賞用として植えられているようですが、同属のバナバ(和名:オオバナサルスベリ、学名:Lagerstroemia speciosa)は、東南アジア、特にフィリピンで、古くからその葉を煮出し健康茶として飲まれてきました。また近年その抽出エキスが錠剤として販売され、広く生活習慣病予防に利用されています。



2012年8月24日金曜日

スイバ?



スイバ(蓚・酸い葉、学名:Rumex acetosa)はタデ科、Rumex属(ギシギシ属)の多年草です。ギシギシとも呼ばれています。北半球の温帯に広く分布し、田畑や道端によく見られます。葉は長く、付け根は矢尻型になります。雌雄異株で、花は春から初夏にかけて咲きます。葉を噛むと酸味があり、スイバ(酸い葉)などの語源となっています。
 Rumex属(ギシギシ属)は約200種が温帯北部に広く分布しています。食用や薬用として利用されている種もあります。スイバ(Rumex acetosa)は日本でも野生の新芽を山菜として食用にしますが、ヨーロッパでは近縁種のフレンチソレル(R.scutatus)と共に、生の若葉をサラダ、スープなどにします。その他数種が薬用でも使用されています。
 ただしシュウ酸を多く含むので、大量に食べると中毒の恐れがあるので注意が必要ですy。


2012年8月18日土曜日

西公園のアザミ


 西公園で撮影しました。
アザミ属(アザミぞく、Cirsium)はキク科の属の一つです。
多年草または一年草で、葉は縁がとげ状を呈し、葉が極端に深く裂けるものがあります。頭状花序(花)はすべて両性の筒状花のみで構成されており、花の色は主に紫色です。
北半球に250種、日本では100種以上あるとされています。
 アザミの種類はたくさんあって、よく似ているので判別が難しいのですが、撮影した場所等を考慮すると、ノアザミ(学名: Cirsium japonicum)、ノハラアザミ(学名 Cirsium oligophyllum)、ナンブアザミ学名 (Cirsium nipponicum)などが考えられます。花の時期(ノアザミは春)、葉の切れ込み(他のアザミに比べてナンブアザミは葉の切れ込みが少ない)などよりナンブアザミではないかと思います。雑種もあるそうなのでよくわかりません。だれか詳しい方がいれば教えてください。
 

セミ


西公園で撮影したセミの抜け殻です。
都会の中の定禅寺通りも姿はみかけませんが、うるさいくらい鳴き声は聞く事ができます。
セミ(蟬・蝉)は、カメムシ目(半翅目)・頸吻亜目・セミ上科(Cicadoidea)に分類される昆虫の総称で、「鳴く昆虫」の一つとして知られています。
日本では約30種類が知られていますが、定禅寺通りで鳴き声を聞くことができるのは、
アブラゼミ、ミンミンゼミ、ヒグラシの3種です。
セミの抜け殻は中国で古くから蝉蛻(せんたい、または、ぜんたい。蝉退とも書く)という生薬として使われており、止痒、解熱作用などがあるとされています。ちなみに日本で使われる蝉退配合の漢方方剤に消風散があり、アレルギー性の湿疹によく使われているようです。

2012年8月16日木曜日

定禅寺通り中央緑地の噴水



店の前にある定禅寺通り中央緑地の噴水です。
ここで問題です。西洋庭園にあって日本庭園にないものはなんでしょうか?
答えは噴水だそうです。
噴水(ふんすい)とは、池や湖などに設けられる水を噴出する装置、またはその水そのもの。広場、庭園や公園、特に西洋式の庭園の装飾的設備として設けられることが多いようである。
字義通りならば水を噴出するものということであるが、日本語における噴水は上方への噴出という意味合いが強い。英語におけるfountainは、公園などの水飲み場の蛇口を含め、人工的な泉の意味も含み、噴出方向も必ずしも上方でなくてもよいようである。その意味では、ブリュッセルの小便小僧やシンガポールのマーライオンも噴水である。いずれの場合でも人工的なものを指すようであり、自然の間欠泉や滝などは含まない。
日本で最古とされる噴水は兼六園の噴水で、1861年に前田斉泰が金沢城内に作らせたものである
西洋では噴水の歴史はとんでもなく古いものだそうです。ギリシャ時代にはもう既に庭園を飾っていたのです。古代ローマ時代には水道の発展とともに噴水も盛んに作られたそうです

2012年8月14日火曜日

解体進む仙台プラザホテル


錦町公園の隣にあった、閉館したホテル仙台プラザの現在の写真です。解体工事が進んでいるようです。ホテル全体は足場とシートで覆われていますが、一階部分はかなり解体されているようでした。

ホテル仙台プラザ
1888年(明治21年)創業の旧「陸奥ホテル」を前身とし、戦後、仙台空襲で被災したものの「青木ホテル」として再興されました。1951年(昭和26年)には、東北地方初の国際観光ホテル整備法登録ホテル(政府登録ホテル)となるります。1975年(昭和50年)に現在地に移転新築し、東北初のシティホテル(客室数221室)となり、これを機に「ホテル仙台プラザ」と改称します。「仙台ホテル」と共に仙台を代表する老舗ホテルでしたが、2011年(平成23年)3月7日、経営悪化などを理由に同年3月25日を以って閉館すると発表されました。しかし同年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で被災し、3月13日午前10時に前倒しして閉館されました。
 筆者も何回かレストランで食事した記憶がありますが、仙台を代表する老舗ホテルが1つまた1つと取り壊されて消えていくのを見るのは、感慨深いものがあります。