西公園の空地で撮影しました。オニユリだと思います。
オニユリ(Lilium lancifolium)とは、ユリ科ユリ属の多年草です。グアム東部、中国、朝鮮半島、日本に自生しています。日本では北海道から九州の平地から低山で普通に見られます。人家の近くに自生していることから、古い時代に大陸から持ち込まれたものと考えられています。近縁に同属のコオニユリ (Lilium leichtlinii) がありよく似ていますが、こちらはムカゴを作らないで種子で繁殖します。
ムカゴ(零余子,珠芽)とは植物の栄養繁殖器官のひとつです。主として地上部に生じるものをいい、葉腋や花序に形成され、離脱後に新たな植物体となる。写真でも葉の付け根に黒い実のようなものが観察されます。この実のようなものが落下して殖えます。
オニユリの鱗茎はヤマユリなどと同じようにユリネとして食用にすることができます。
ちなみに、一般にでまわっているユリネの95%は栽培されたコオニユリだそうです。
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