2014年2月4日火曜日

定禅寺通り界隈の風景(6)大橋

 前回ご紹介した、大町交差点から青葉城方面に進むとそこは大橋です。

 大橋は、17世紀の初めに西の仙台城大手門と東の仙台城下を結ぶために架けられたとされています。広瀬川は洪水が多く、大橋は何度も流されては架け直されています。江戸時代の橋は今の橋の北側にあり、現在も、岩を掘り込んだ昔の柱跡が穴になって残り、増水時でなければ橋の上から見ることができます。
 寛永元年(1624年)には、ポルトガル人のカルバリオ神父と八人の日本人キリシタンが捕らえられ、大橋の下で冬の広瀬川に浸される責めを受け、殉教したことが史実として残っています。昭和46年(1971年)に建てられたキリシタン殉教の碑が、橋から東岸北側に降りたところににひっそり建っています。
 大橋のたもとからは広瀬川の河原におりることができます。撮影した日は冬の穏やかな日で、川面にはカモなどの水鳥が群れていました。現在の橋は1938年(昭和13年)にかけられたコンクリートの橋です。鉄筋コンクリートのアーチ橋で、親柱、灯篭、高欄に和風の装飾を凝らしています。
  参考:フリー百科事典ウイキベデイアより





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