宮城県県庁前のイチョウ並木 |
定禅寺通りのケヤキ並木 |
http://www.youtube.com/watch?v=uSXpMDREWIY
1.紅葉とは
紅葉【こうよう】とは、主に落葉広葉樹が落葉の前に葉の色の変わる現象のことです。葉がなんのために色づくかについては、その理由には諸説あり未だ明らかになっていないようです。
2.紅葉のメカニズム
普段、葉が緑色に見えるのはクロロフィル(葉緑素)が含まれているからです。寒くなり日照時間が短くなるとクロロフェイルが分解されます。又、葉の付け根に水分を通しにく層ができ、葉で作られた糖類やアミノ酸が蓄積され、新たな色素が作られ、その過程で葉の色が赤や黄色に変化していきます。一口に紅葉といっても、複雑なメカニズムがあり、赤色と黄色ではそのメカニズムが違います。
・ 葉の赤い色;アントシアニン
ブルーべりーなどに含まれている、目にいい成分として有名です。ハイビスカステイーのあざやかな青色はこの成分のためです。アントシアニンは春から夏にかけては葉の中に存在しませんが、秋に葉に蓄積したブドウ糖や蔗糖と紫外線の影響で生成されると考えられています。
・ 葉の黄色い色:カロチノイド
プロビタミンAとしても有名なカロチノイドは野菜類などの黄色から赤色の色素です。
トマトに含まれるリコピンなどが有名です。この色素はもともと若葉のころより葉に含まれていますが、春から夏にかけては葉緑素のために見ることはできません。秋になり葉緑素が分解され、目につくことになります。
・ 葉の褐色の色;タンニン、フロバフェン
黄色の色と同様な原理で秋になり褐色系の色素が目立つようになり発色すると考えられています。
3 定禅寺通り付近の紅葉
当店から眺める、西公園通りのトウカエデの黄葉は見事です。定禅寺通りのケヤキも褐色に変わります。晩翠通りや県庁前もイチョウの黄色で覆い尽くされます。西公園にもイチョウやカエデなどがあり、赤や黄色に彩られます