2018年6月12日火曜日

ドウダンの森のサラサドウダン


 6月9日に訪れた南蔵王のドウダンの森のサラサドウダンです。平年は6月中頃が満開とのことですが、今年は春先から暖かい日が多かったせいか花はもうあまり残っていませんでした。サラサドウダンはツツジ科ドウダン属の低木です。よく家庭で植えられている真っ赤に紅葉するドウダンツツジの近縁種です。北海道西南部、本州全域、四国の徳島県に分布し、ドウダンツツジと違って、より深山の冷涼な岩地に生育しています。小さな釣鐘状の可憐な花は、先端が淡紅色で、下部は黄白色で紅色の縦条が入っているのが特徴です。


 ドウダンの森は、蔵王連峰のうち、宮城県側の南蔵王の不忘山の山麓にあります。宮城蔵王の遠刈田温泉から車で約20分程のところです。蔵王連峰も、エコーラインの通る刈田岳など中央蔵王は観光客で賑やかですが、南蔵王は訪れる人も少なく静かです。不忘山は花の山として知られており、「NHK版 花の百名山」(山と溪谷社、1996年)と「決定版 花の百名山」(山と溪谷社、2002年)にも選定されています。確かビデオでは、サラサドウダンも取り上げられていたように記憶しています。
 訪れた日は、園の駐車場には車が一台もなく静かでした。ただセミの鳴き声のようなものが静寂を破ってこだましていました。帰って調べてみると、エゾハルゼミの鳴き声でした。そういえば、先日行った蔵王エコーラインの中腹でもうるさいくらいに鳴いていました。園地に入ると、カジカガエルの鳴き声も聞くことができました。

2018年6月8日金曜日

チーズ工場のバラ園


 蔵王の7日原高原の入口にある、蔵王酪農センターチーズ工場のバラ園が今見頃です。上の写真は6月4日訪ねた時の写真です。蔵王酪農センターには、牧場、ふれあい牧場、チーズ工場、飲食店、チーズ直売店、研修所など、さまざまな施設があります。
 一般財団法人蔵王酪農センターは昭和35年酪農の経営合理化の研究を目的として神奈川県厚木市に設立された「財団法人酪農電化センター」を前身として、昭和39年に現在の蔵王の地に移転し、酪農普及のための様々な事業を行っています。

 チーズ工場に隣接するバラ園は、約400種類の1800株のバラが植えられています。イングリッシュローズやオールドローズなど、香りの強い原種に近い種類が多いのが特徴です。高価な精油が採油される、ダマスクローズも見ることができます。見ごろのピークは6月上旬~7月上旬です。

2018年5月29日火曜日

蔵王山の御釜と高嶺桜


 久しぶりの投稿です。上の写真は5月26日に撮影した蔵王の刈田岳山頂から望む御釜の写真です。好天に恵まれた1日でしたが残雪がかなり残っており、5月の末にしてはかなり肌寒く感じました。蔵王山は今でも活動している活火山です。最近では、2013年1月に火山性微動が発生して以降、地震活動がやや活発な状況が継続しており、一時警戒レベルが2に引き上げられ、御釜(想定火口域)より1.2km以内が立ち入り禁止区域に指定されていました。現在は警戒レベルが1に引き下げられ通常に戻ったようです。
蔵王山火災防災情報
 


 上の写真は山頂レストハウス付近に群生している高嶺桜の写真です。タカネザクラ(高嶺桜、学名: Cerasus nipponica (Matsum.) Masam. & S.Suzuki)は、桜の野生種の一つで最も高地に咲く桜です。蔵王山山頂付近は高嶺桜の群生地として知られています。平年は6月中頃が満開のようですが今年は早いようで今が満開でした。高嶺桜の花の色は、薄紅色から白まであるようですが、蔵王山の桜はほぼ純白に近くそれがまた青空に映えていました。

2018年1月8日月曜日

蔵王権現?

刈田嶺神社(里宮)

1月6日参拝した刈田嶺神社の写真です。刈田嶺神社(かったみねじんじゃ)は、蔵王エコーラインや御釜で有名な蔵王連峰の宮城県側、刈田岳東麓の遠刈田温泉にある神社です。刈田岳(標高1,758m)山頂の「刈田嶺神社」と対になっており、山頂の同名社を「奥宮」、当社を「里宮と言います。神体は、夏季に山頂の「奥宮」に、冬季は麓の「里宮」にと、両宮の間を季節遷座しています。https://ja.wikipedia.org/wiki/刈田嶺神社_(蔵王町遠刈田温泉)

刈田嶺神社より望む蔵王連邦

 蔵王連邦の『蔵王』とは、日本独自の山嶽仏教である修験道の本尊である蔵王権現(ざおうごんげん)にちなんだ名前です。蔵王権現は、インドに起源を持たない日本独自の仏とされており、奈良県吉野町の金峯山寺本堂(蔵王堂)の本尊として知られています。
 蔵王の名称は、白鳳8年(679年)、大和国・吉野山から、修験道の祖として有名な『役行者』が、蔵王権現を現在の不忘山(宮城県側)に奉還し、周辺の奥羽山脈を修験道の修行の場としての「蔵王山」と称したことに由来すると伝承されています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/蔵王権現

蔵王参りの碑?

 その後蔵王山は修験堂の聖地としていくたの盛衰を繰り返してきました。
石碑には、麓の遠刈田温泉は江戸時代末期になると蔵王山に参る人々で賑わったと記載されていました。明治維新時の『廃仏毀釈』により「蔵王権現」は改称され、現在の刈田嶺神社は天水分神および国水分神」の2神が祀られています。

2018年1月1日月曜日

新年おめでとうございます。


久しぶりの投稿です。昨年の新年以来です。今回も、新年おめでとうございます。近所の太白大橋の上からの初日の出です。穏やかな夜明けで川面に光が反射して綺麗でした。下の写真はそのあと行った名取市熊ノ堂の熊野本宮社です。太白大橋から車で10分ほど上流にあります。由緒ある神社ですが、早朝のためか訪れる人も少なく静かでした。

熊野神社の由来は以下をご覧下さい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/名取熊野三社