店頭のハニーサックルの実です。今年もつきました。
昨年もご紹介した店頭のハニーサックルの実です。10年前に日野春ハーブガーデンより取り寄せた、ハニーサックル( ロニセラ)のセロチナ(Lonicera periclymenum 'Serotina')という品種です。
赤い実はこの後徐々に黒い色に変わっていきます。見た目はおいしそうですが、利用できるかどうかの記載は見つけることができないまま、食べる勇気はまだありません。ネット上には、実は有毒であるとの記載が見られますが、信頼できるデータは見つけることができませんでした。
同属のスイカズラについても、葉と花については民間薬としての使用の記載がありますが(牧野和漢薬草大図鑑、野外植物民俗事苑など)、実については記載されていませんでした。
2014年7月29日火曜日
2014年7月22日火曜日
勾当台公園のキキョウ
勾当台公園の噴水脇で撮影しました。まだ梅雨開け前ですがキキョウです。
キキョウ(桔梗:Platycodon grandiflorus)はキキョウ科キキョウ属の多年草です。日本全土、朝鮮半島、中国、東シベリアに分布すしています。万葉集のなかでは秋の七草と歌われていますが、今頃より開花します。アサガオはキキョウの古名です。
キキョウ(桔梗)の根は桔梗根という生薬です。牧野和漢薬草大図鑑には、”桔梗の煎剤はサポニンの局所刺激による去痰作用がある。サポニン類は顕著な溶血作用があるが、毒性は経口服用時にはきわめて弱い。鎮静、鎮痛、解熱作用のほか、抗炎症、鎮咳、抗コリン、血圧降下作用が認められ、去痰、鎮咳薬として、咳、痰、気管支炎、咽喉炎などに用いられる。”と記載されています。
使用法は”気管支炎などに、桔梗根1回あたり2〜3gに甘草1〜2を加え、300mlの水で煎じて服用する。うるしかぶれには葉の生汁をすび”とあります。
2014年7月15日火曜日
県庁前の花時計
今回は、宮城県庁前にある花時計のご紹介です。
花時計(はなどけい)とは、花壇と時計が一体となった時計のことです。宮城県のWebページによれば、県庁正面の花時計は、明治100年事業のひとつとして昭和43年(1968年)10月に作られたもので、現在のものは2代目とのことです。四季毎に植え替えるそうです。以前ご紹介したときは、冬用のハボタンが植えられていました。
http://jyo-herbgallery.blogspot.jp/2012_10_01_archive.html
今植えられているのは、花壇などの植栽でお馴染みである、木立性のベコニアのセンパフローレンスだと思われます。
ベゴニアはシュウカイドウ科シュウカイドウ属の多年草で、世界の熱帯から亜熱帯に2000種以上が分布すると言われています。センパフローレンスはブラジル原産種ククラタの変種フーケリー〔B. cuculata var. hookeri〕(以下、フーケリー)を元として改良された園芸品種の総称です。豊富な色彩で、春から秋まで長期間花を咲かせ、草丈が低く株姿もキレイにまとまるなど利点が多く、花壇やコンテナ、寄せ植えなどに広く利用されています。公共花壇にもよく使われているので、ベゴニアの中でもっとも身近でよく見かける品種です。
花色は白、ピンク、赤などがあります。本来は毎年花を咲かせる多年草ですが、日本では冬の寒さで枯れてしまうこともあるので、一年草として扱かわれることが多いです。勾当台公園や、西公園の花壇にも夏から秋にかけて植栽されています。
花時計(はなどけい)とは、花壇と時計が一体となった時計のことです。宮城県のWebページによれば、県庁正面の花時計は、明治100年事業のひとつとして昭和43年(1968年)10月に作られたもので、現在のものは2代目とのことです。四季毎に植え替えるそうです。以前ご紹介したときは、冬用のハボタンが植えられていました。
http://jyo-herbgallery.blogspot.jp/2012_10_01_archive.html
今植えられているのは、花壇などの植栽でお馴染みである、木立性のベコニアのセンパフローレンスだと思われます。
ベゴニアはシュウカイドウ科シュウカイドウ属の多年草で、世界の熱帯から亜熱帯に2000種以上が分布すると言われています。センパフローレンスはブラジル原産種ククラタの変種フーケリー〔B. cuculata var. hookeri〕(以下、フーケリー)を元として改良された園芸品種の総称です。豊富な色彩で、春から秋まで長期間花を咲かせ、草丈が低く株姿もキレイにまとまるなど利点が多く、花壇やコンテナ、寄せ植えなどに広く利用されています。公共花壇にもよく使われているので、ベゴニアの中でもっとも身近でよく見かける品種です。
花色は白、ピンク、赤などがあります。本来は毎年花を咲かせる多年草ですが、日本では冬の寒さで枯れてしまうこともあるので、一年草として扱かわれることが多いです。勾当台公園や、西公園の花壇にも夏から秋にかけて植栽されています。
定禅寺通り中央緑道の花壇のベコニア |
2014年7月8日火曜日
勾当台公園のアジサイ
東北地方もこれからが梅雨本番ですが、勾当台公園のアジサイです。
アジサイ(紫陽花、学名 Hydrangea)はアジサイ科アジサイ属の植物の総称です。学名は「水の容器」という意味で、そのまま「ヒドランジア」あるいは「ハイドランジア」ということもあります。一般的に植えられている球状のアジサイはセイヨウアジサイ(ヒメアジサイ・テマリ咲きアジサイは別)であり、日本原産のガクアジサイ(Hydrangea macrophylla)を改良した園芸品種です。
野外植物民俗事苑によれば、「あじ」は「あつ」で「集まる」との意味、「さい」は「真」で「藍」と同じで、青い花がかたまって咲くことから名付けられた、とのことです。
有名なシーボルトは、アジサイをHydrangea otaksa Siebold et Zuccarini と命名しています。この名前は正式には認められていませんが、後に有名な植物学者の牧野博士が、シーボルトが愛妾の楠本滝(お滝さん)の名を潜ませたと推測したところから、様々な憶測が生まれ現在にいたっています。
2014年7月1日火曜日
勾当台公園のリンデン?
毎年ご紹介している、勾当台公園のリンデン(セイヨウシナノキ)の花です。
勾当台公園の噴水前の花壇脇の芝生の中に立っています。毎年今頃満開になるのですが、今年はまだのようで一輪開花していたのを撮影しました。
セイヨウシナノキ(西洋菩提樹:Tilia ×europaea )はシナノキ科シナノキ属の落葉高木です。シナノキ属の植物は交配しやすく、セイヨウシナノキは、コバノシナノキ Tilia cordata と ナツボダイジュ Tilia platyphyllos の自然交配種であるとされています。遺伝子工学を取り入れた最新のAPG分類では、アオイ科に分類されているようです。
リンデンは、ハーブとしてもお馴染みの植物です。 リンデンの花と葉のお茶、リンデンフラワーは、リラックステイーとしてお休み前にお勧めです。リンデンの樹皮のお茶、リンデンウッドは利尿作用があります。くせのない飲みやすいハーブテイーです。
勾当台公園の噴水前の花壇脇の芝生の中に立っています。毎年今頃満開になるのですが、今年はまだのようで一輪開花していたのを撮影しました。
セイヨウシナノキ(西洋菩提樹:Tilia ×europaea )はシナノキ科シナノキ属の落葉高木です。シナノキ属の植物は交配しやすく、セイヨウシナノキは、コバノシナノキ Tilia cordata と ナツボダイジュ Tilia platyphyllos の自然交配種であるとされています。遺伝子工学を取り入れた最新のAPG分類では、アオイ科に分類されているようです。
リンデンは、ハーブとしてもお馴染みの植物です。 リンデンの花と葉のお茶、リンデンフラワーは、リラックステイーとしてお休み前にお勧めです。リンデンの樹皮のお茶、リンデンウッドは利尿作用があります。くせのない飲みやすいハーブテイーです。
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