2014年1月26日日曜日

定禅寺通り界隈の風景(4)櫻岡大神宮

 仲ノ瀬橋に通ずる市道を越え、さらに南に歩くとすぐそこは櫻岡大神宮です。



 櫻岡大神宮(さくらがおかだいじんぐう)は、西公園内にある神社で、春はサクラの名所として賑わっていました。が、現在では地下鉄工事のためかなりの本数が切られて新しい木が植えられており、以前とはさまがわりしてしまいました。

 櫻岡大神宮は、伊達政宗が創建した神社です。もとは仙台城下町の北の守りである北山丘陵上の北山五山の西にある峰の1つに鎮座しており、藩内でも有力な寺社の一つだっだようです。その後明治になり藩の消滅とともに、広瀬川を望むこの地に遷宮されました。この地は江戸時代の仙台藩有力家臣の邸宅が建ち並ぶ地域でしたが、明治以降は、料亭・公園・芝居小屋などの観光・娯楽施設、あるいは、広い土地が必要な学校などに転用されていったようです。門前の源吾茶屋は当時の名残だそうです。
 1926年(大正15年)の仙台市電開業に合わせ、肴町通りの西の突き当たりにあたる現在地に遷宮し現在にいたっています。



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