2014年10月13日月曜日

西公園のツバキの実

西公園で撮影しました。ヤブツバキの実です。

ツバキ(椿)は、ツバキ科ツバキ属の植物で、学名はCamellia japonicaであり、日本原産の常緑樹です。野生種の標準和名はヤブツバキですが、国内外でヤブツバキや近縁のユキツバキから作り出された数々の園芸品種があります。
 椿の種子は、実の殻に含まれるサポニン(せっけんに似た成分)で髪を洗い、実を圧搾してでる椿油はカメリアオイルとも呼ばれています。髪や素肌の手入れをしてきた伝統のある自然美容素材です。日本では古くから髪油として利用されており、力士の鬢づけ油の香りのもとともなっているオイルです。保湿力があるオレイン酸が約85%~90%と、オリーブオイルより豊富に含まれており、その一方、リノール酸が約24%と極端に少ないため、肌になじみやすく酸化しにくい安定性が高いオイルとされています。
 その他椿油は、高級食用油として、また古くは灯りなどの燃料油としてもよく使われていました。椿油の産地としては、東京都の伊豆大島、利島や長崎県五島列島福江島、新潟県の佐渡などが有名です。

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