2012年4月10日火曜日

勾当台公園の春 マンサク


マンサク
久しぶりの投稿になります。やっと寒かった冬も終わり花の季節を迎えようとしています。今回は勾当台公園の草木を取り上げます。花壇のまわりの芝生の中でぽつんと咲いていました。
マンサク(満作、万作、金縷梅)
学名:Hamamelis japonica
科名:マンサク科


日本各地、山や庭でも見られる花。リボンのように細く長い花弁は黄色。やがて来る春を待ちわびる頃。他のどの花よりも早く咲き始めるマンサクは、“先ず咲く”花、が訛って「マンサク」になったとか。また、こぼれんばかりに咲く花に、“豊年満作”を思いこの名になったともいわれている。

薬草図鑑(家の光協会:伊沢凡人著)によれば、薬用部ば葉部、主要成分はタンニン。中医学では使わないが、西洋医学では同種のハマメリス葉より、精油およびエキスを精製し使用するとあります。
同種のハマメリスとはウイッチヘーゼル(アメリカマンサク)のことです。収れん作用をもつ芳香蒸留水(フローラルウオーター)として化粧水などに広く使われています。
ネット上では、生薬名として満作と記載しているWebもありますが、最新薬用植物学(廣川書店)には記載はありませんでした。


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